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人造の生命
官能リレー小説 - ファンタジー系

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人造の生命 1

人造の生物。
錬金術師達の永い永い夢の一つ。
それが遂に秘密裏に達成されようとしていた。



かつて人造の生命の製造に成功したとされていた錬金術パラケルススが如何にしてその実験に成功したかは未だに不明であった。
しかし最近になってパラケルススが培養に成功したとされる、人造生命の開発プランの資料が発見された。
かねてより、人造の生命は自立するまで培養するのが最大の困難と言われ、その培養液を作り出すのが難題であった。


パラケルススの資料にはこうあったのだ。

【女の愛液を満たした容器にホムンクルスを入る。愛液は常に新しいものへ取り替える事。餌は男の精液を与えよ】

「ククク…これでいくらでも人造人間を造りだせるという訳だ」
「その通りですわ、閣下」
不気味に微笑む一人の男、その男に寄り添うように立つ一人の女。
二人の目の前には異様な光景が広がっていた。
人一人が入れる位の大きさの巨大なガラス製の器、それが何十と集まり、整然と並んでいる。
ここは、ある地方の貴族の城の地下、牢獄だった空間を改造して造られた巨大な地下研究施設である。
数十のガラス器は全てが白く濁った養液で満たされており、その中には何か黒い塊が浮かんでいる。良く見るとそれは人間の胎児だった。
器の上からは養液を供給するための管が一本づつ伸びており、それらは天井を伝って隣の部屋まで伸びている。
「さて、養液の供給源の方はどうかな…?」
「先日、付近の村から新たに50人の女達を連れて参りました」
そう言うと二人は隣の部屋へ向かった。


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