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おてんば姫、ファニーの冒険
官能リレー小説 - ファンタジー系

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おてんば姫、ファニーの冒険 158

服屋を出てライズ達と合流する
二人の少し辛そうな様子を見たティーエが明るく声をかける
「二人とも大変良く似合っていますよ、ねぇライズ君?」
「あ、ああ。うん、綺麗だよ」
ファーニーのセクシーな体の魅力を新しい服は 隠すとこは隠し、露出するとこは露出して 最大限に引き出していた それに見とれていたライズは急に話しを振られ 頬をほんのりと紅くしながら答える
ファーニーもライズから褒められて、さっきまでの様子が嘘のように嬉しそうだ
(ライズが綺麗って言ってくれた。う〜照れるよ。でも嬉しいな)

「ヤムとクン、見とれてないでもう行くぞ!」照れ隠しに自分同様二人に見とれてポーっとなっていた狐兄弟に注意するように声を掛け さっさと歩きだしてしまった


町を出た頃照れからかファーニーと距離を置いていたライズにファーニーが声を掛ける
「水路はまだ?」
「もう少しだ。それよりコレ」
と丸薬を二粒取り出す
「何?コレ」
「アンナとファーニーのフェロモンを抑える薬だ。完全には無理だが少しは効果がある筈だ」
「ありがとう、ライズ」
「礼は要らない。材料はヤムとクンが集めた。俺はこんなことしかお前にしてやれないから…」
「そんなコトないよ。スッゴク感謝してるんだよ。ライ…」
キュ―――ーィンッ 空から飛来してきた物体が空気を震わせ二人の会話が中断される
物体は土煙に包まれその姿が判別出来ない
皆素早く戦闘体勢をとる
土煙がゆっくりと晴れ 現れたのは紫色のローブ
ローブを深く被り人間かどうか区別が付かない 恐らくそれで飛来してきたのであろう大きな板状の物以外持ち物を持っていない しかし体格より大分大きめのローブを纏っている為中に隠し持っている可能性もある
「やっと見つけました」ローブの人物が口を開く。声は低くもなく高くもなく男女どっちともとれる

(何者だコイツ どんな奴だろうとファーニーをこれ以上傷つけさせやしない)
愛する者を守り切れなかった悔しさからいつも以上の気迫でローブの人物を睨みつけるライズ
その心を覗いたかのように
「御心配なく。私は性術師ディスト。危害を加えに来たわけではありません」とゆったりとした口調で話しかける
(コイツ今俺の心を読んだのか?)若干戸惑うライズ
「性術師とは一体何なんですか?聞いたことありません」害意が無い様子にティーエが質問する。ただローブの中から強力な魔力を感じ、油断はしない。

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