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おてんば姫、ファニーの冒険
官能リレー小説 - ファンタジー系

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おてんば姫、ファニーの冒険 126

そして一人で部屋に入り鍵を掛けるとベッドに横になり頭の中でメルを呼んだ。
『ねぇメル居る』
『何だいファニー』
『さっきの市長の話、聞いていた?』
『うん、ごめんね隠してたつもりは無かったんだ…』
『良いのよ気にしなくても、それより貴女の事詳しく教えてくれない?』
『うんわかった…』
とメルは語り始めた。
『ぼくの本来の役割は人の子宮と一体化して魔物との子供を宿し易くし数多く産ますのが目的なんだ』『そうなんだ…』
『そして、ぼくの能力である治癒能力強化や身体能力強化それに精液を求めるのもその為なんだ』
『じゃ…あの女性達もメルみたく…』
『いいえ、他の女性達のは子宮だけが強化されていてファニーみたく全身が強化されたり、ぼくみたく意識を持ったのはいないはずだよ』
『うん、なら最後にダス・ライヒの目的は…』
『ごめん…それはぼくにも分からないんだ』
『解ったわ、有難うメル…』
『うん、あっそうそう避妊や処女膜再生は専門外たからやめてね!マモンの濃い精液を先に貰ったからあれで済んだけどまた同じ事をしたら…』『したら…』
『廃人になっちゃうから絶対にやめてね!』
メルの言葉にファニーは絶句した。
つまり、今後は処女膜再生や避妊などできないということだ。
もしそれをしたら、色情狂として一生を過ごすことになってしまうのだ。
『そう言うわけだからセックスはできるだけ避けてね、今度やったら確実に妊娠するから』
『うん、わかった。できるだけ慎重に行動するわ』
今後はよく考えて行動しようと決意するファニーだが、生来のおてんば姫がどこまで守れるか、はなはだ不安である。
『ところでメルには他にどんな機能を持っているの』
『そうね、特筆するところは複数受胎機能かな』
『複数受胎機能??』
普通の女性が排卵する卵子は一個だが、ファニーの卵管は一度に二三個排出する。
また、本来なら一度妊娠したら、排卵は停止されが、ファニーの卵管は妊娠中でも精液が子宮内に進入すると排卵を始めるのだ。
この力により、ファニーは最大で八人の子供を妊娠することが可能となるのだ。
『……つまり私は最低でも双子が出来ちゃって、妊娠中でも妊娠するってこと?』

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