「おはよ」

朝、軽く挨拶してくれる山本さん。
僕と彼女の関係はただのクラスメイトであって、そこまで発展してるわけじゃない。
でも、決して悪い関係でもない。

「これはこうするとうまく解けるよ」
「ありがとう」

わからない箇所が有ればお互い教え合う。忘れ物とかしたらお互いにフォローする。
そんな感じで1日が終わる。


その日の帰宅後、例のアカウントをチェックする。

@yu072i

隣の席の男の子
私のこの垢知ってたりするのかな？
可愛い系で私は好き
オッサン教師とかにジロジロ見られるのは嫌だけど、彼にだったら全然良いんだよね
これって恋？まさかね

！？

このツイートを見て、一瞬思考がフリーズした。

「こ、こ、これって、や、やっぱり、山本さんのアカウントなのか？だ、だ、だとしたら…」
落ち着けと言いたいところだけど、とてもそうやってできる状態じゃなかった。

山本さんに嫌われないだけでもいい。
むしろ、好意を持たれている？それはとても驚いたし、少しうれしくもある。

その夜のオカズは言うまでもないだろう。