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朝、目が覚めると………
官能リレー小説 - 学園物

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朝、目が覚めると……… 97

「・・蓮、じゃぁ、俺の事を許してくれるの?」
「うん、帝・・・・って、簡単に許すと思っているのか!!ボケェ!!」

ごぶッ!

思いっきりチョップで突っ込まれた。思わず俺は頭を抱えて蹲った。
不意打ちを食らった格好だから、モロに入ってしまったのだ。

「あいたた!!いてぇーー!」
「ふん!あたしのバージンは、そんなに安っぽくはありませからね。・・・自業自得よ!」

腕を組んで仁王立ちしている蓮。なんだよ・・・さっきまでの涙は何だったわけ?でも、よかった。いつもの蓮に戻ってくれて。
さっきまでの険悪ムードはどこへやら、
まぁ、このぐらいですめばいいや、
良かった、良かった、ホッとしたよ‥‥
「でも帝、もうあたし達に隠してることはないんでしょうね?」
「そうですわ、あるんでしたら今の内に白状なさいなさいよ」
「ない、ない!ないよ!!もう隠してることなんか!!!」
「あれ〜、みーくん、れいかちゃんのことは〜?」
あ、あずさー、よ、よけいなことを〜
「み、みかどぉー!!、あ、あんたって人はぁー!!!」
「帝ぉー!あなた麗華さんまで!!」
「帝ちゃん!!」
だ、誰か‥‥‥助けて‥‥‥
「あと〜、メイドさんもいたよ?」
へっ?なに言ってんだ、梓の奴?メイのこと言ってんのか?
「「みぃーかぁーどぉー!‥‥あんたって人わぁー!!いったい‥‥何人すれば気がすむのよぉー!!!こぉーの××××××‥‥!!!!」」
「わ、わっ、ち、違うんだぁー!れ、麗華さんは‥‥俺の話を聞いてくれぇー!!」

結局俺は、蓮と留奈にとても言葉に出来ないような非難を浴びせられたあげく散々責められた。
さすがに可哀想だと思った飛鳥さんと真由に助けられるまで‥‥

…………
それから1時間後‥‥

ようやく落ち着いた蓮と留奈、そして飛鳥さんにこれまでの経緯を説明した。

…………

「そういうことなら仕方ないけど、でも、もう嘘や隠し事はやめてよね!」
「そうですわ!まったくあなたって人は‥‥」
「本当よ、帝ちゃん‥‥しくしく‥‥」
「帝さん、約束ですからね!」
「しょーがないな〜、みーくんは」
その時、これまで皆のことを傍観していた京華さんが言った。
「帝くんは幸せね、こんなにいい娘たちに愛されて」
きょ、京華さん‥‥やっぱり楽しんでたんですね‥‥

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