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朝、目が覚めると………
官能リレー小説 - 学園物

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朝、目が覚めると……… 71

「わわっ!ストップ!ストップ!あっちゃん!帝さんが・・・。」
「・・・え!?」
真由のあわてる声に反応して、俺を締めていた力が緩む。
「・・・・助かった。」
はぁ・・・空気が新鮮だ。
ちなみに真由は梓のことを『あっちゃん』と言っていたりする。
二人は同じ学校のクラスメイトだし、仲もよい。
梓があんな感じなので、学校では真由がお姉さん的存在になっているのだ。
「みーくん、ごめーん」
梓はペロッと舌を出すと、今度はゆっくりと抱きついてきた。
でも抱きつくのはいいが、Tシャツ越しに破天荒な膨らみが俺の顔に押し付けられるし、スパッツだから下半身のムニュムニュ感がダイレクトに伝わってくる。
幽霊になってから性欲がかなり増大してる(フレイさん曰わく、生への執着心が性欲に変わってるらしく、元来死ぬ予定じゃないだけに余計に増しているらしいが……)俺にとって、無意識でやっている梓の行為でもかなりヤバい。
そんな俺の事を知ってか知らずか、梓は暫くスリスリすると俺からサッと身を話す。
そして……
「まぁちゃーん!」
隙をついた素早いタックル(笑)で今度は真由に後ろ抱き付く。梓は本当に抱き付き魔である。
「あっ、ちょ、ちょっとあっちゃん!……あんっ!、胸揉んじゃいやっ!」
背中からふにふにと真由の胸を揉む梓。「だってぇー……まぁちゃんのおっぱい気持ちいいんだもんっ!」
因みに、梓は胸を揉むのも揉まれるのも好きである。
まぁ、本人にすれば単なるじゃれ合いらしいのだが……
「ふにふに。おっぱい気持ちいい〜。」
「あぁん!もぉ〜あっちゃん!埃がたつでしょ!」

真由は強引に梓を引き剥がす。
心無しか真由の顔が赤いのは気のせいか?

「ふにゅ〜。もうちょっと揉みたかったなぁ〜。」
「・・・・もぉ!」

ははっ。本当にこの二人は仲がいいな。
俺は思わず梓を見ると、彼女は物足りなさそうに指を咥えている。
ほんと、まだまだ幼いって感じだ。
でも、いつまでもこうしていられない。まだまだ倉庫の荷物を
片付けなきゃならないのだ。
「あのさ、梓はそこで見ていていいよ。俺と真由で片付けるから。」
「えーーー!?」
梓が頬を膨らましている。肘を張って両手に握り拳もつくっている。
どうやら、俺の言葉に不満があるようだ。梓にしてみれば、本当に手伝いに
来たのかもしれない。でも…俺としては梓が、いくら手伝いに来たって言っても
何だか作業を邪魔される感じがして・・・つい言葉にでたのだが。

「やだ。あずさも手伝う。みーくんと一緒じゃなきゃ、いや!」
「でもなぁ、中は埃だらけだし。その格好じゃ・・・。」

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