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朝、目が覚めると………
官能リレー小説 - 学園物

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朝、目が覚めると……… 116

そう言って蓮は俺の首を絞め、留奈は身体を絞めつける。
く、苦しい‥‥息が出来ない‥‥ろ、肋骨が‥‥もう駄目だ‥‥
そう思った時、急に二人が離れた。どうやら麗華さんとメイが二人を引き剥がしてくれたらしい。
た、助かった‥‥
「もうやり過ぎよ、二人とも!帝くんが死んじゃうじゃないの!!」
「な、何よ!もとはと言えばあんた達が‥‥」
「そ、そうですわ!あなた達のせいで‥‥」
今度は三人で言いあっている、もういいかげんにしてくれよ‥‥
「ご主人様、大丈夫ですか?」
そう言って俺を覗き込む美少女、メイなのか?
「メ、メイ?‥‥」
「はい、今度ご主人様のクラスに転入することになりました、如月和美です」
スカートの裾を持ち上げて挨拶するメイ、いや如月和美か、でもどうして‥‥
「はい、ご主人様の傍にいる為ですわ、こちらの方がお役に立てると思って‥‥」
お役にって‥‥まさかメイも相手するってこと?
「ご主人様、私はお姉さんのサポートなんです。どうしても手が離せない時に」
麗華さんのサポートなのか?
それなら問題ないじゃないか。
そう思った俺は、三人の間に割って入った。
「ちょ、ちょっと落ち着いて!話を聞いてよ!!」
「何なの?事と次第によっちゃ‥‥」
「そうですわ!覚悟して貰わないと‥‥」
睨み付けながらの二人に恐怖を覚えながらも俺は言った。
「メ、メイ、い、いや和美は麗華さんのサポートなんだ。
ほ、ほら麗華さん先生だし、授業もあるし、そうなるとずっと一緒にいる訳にはいかないだろ?
その点、和美なら授業も一緒だし、何かあった時に助けて貰えるじゃないか。
だからその方が都合がいいんだよ」
二人は黙って話を聞いていた。
納得してくれたかな?
「「・・・・・。」」

頼むから、二人とも無言にならないでくれよ。実際、これ以上の揉め事は困る。
先ほどから、俺らが注目されているのが、恥ずかしいわけで。
まぁ、道端で美女・美少女4人も居れば、注目されるのは当たり前だよな。
しかも俺を除いて3人が言い合っているわけだし・・・。
これでは痴話喧嘩と思われてしまう(実際そうだけど・・・)

「・・・ま、み、帝がそう言うならね。」
「・・・・私もこれ以上は詮索しません」

周りの状況に気がついたのか、蓮も留奈も恥ずかしそうだ。麗華さんの方は・・・関係ないか。
「そ、そう言う事だから・・・蓮、留奈・・・あ、梓の荷物を取りに行かないと・・」

「そ、そうだわ。・・・・・行かなきゃ。」

「蓮、ま、待ってくださいの〜」

蓮と留奈は恥ずかしそうにその場を離れる。

「そういうことだから、麗華さんに和美、また明日。」

「ばいばい・・帝くん。貴方も大変ねぇ〜〜♪」

「ご主人様、明日学校でね。」

俺は二人に挨拶すると、急いでその場を離れ蓮の家に向った。
何故か麗華さんの顔がにやけていたけど・・・気のせいか?

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