学園の牝 51
「な・・・何するんですか!?」
「せっかく楽しもうってのに早々イッちまったらつまらないだろ?
もっといろいろ楽しませてもらおうと思ってな」
油断して危うくイキそうだったことをごまかしながら、敬一は乳首をいじる。
すでに乳首はコリコリとしこっていて、詩衣奈の興奮の度合いがよくわかる。
「ん・・・あ、そ・・・うですね。
せっかく来ていただいたのに、精液をもらって終わりだなんて、確かに失礼でした」
詩衣奈の瞳に妖しい炎が灯る。
「亜以と由宇のこともありますし・・・。存分に楽しんでいってくださいね?」
「むぐっ!?」
詩衣奈はそう言うと、敬一の顔を両手でそっと押さえてキスをした。
今度はキスで楽しませてくれるらしい。
敬一の口の中に詩衣奈の舌がにゅるりと侵入してきた。
敬一はそれを受け入れ、詩衣奈の舌と自分のを絡めあう。
クチュ・・・チュルッ!クチャ・・・
誰もいないトイレに、2人の舌が絡み合う音が響く。
敬一は肉便器のキスなど初めて味わったが、そのうまさに内心舌を巻いていた。
(へえ・・・。コイツは驚いた。
さすがは2段階目、キスの腕前も折り紙つきってわけか)
2段階目でこれほどの腕になるのなら、1人前になる頃にはどれだけ成長するのだろう。
肉便器たちが手足を縛られているのは、鍛えるためなんかじゃなく、相手を腹上死させないためなんじゃないか?
そう思った瞬間、敬一の胸中にあの双子の顔がよぎった。
(!? な・・・何、あの2人の顔を思い出してるんだよ、オレ!
アイツらはオレの性欲処理の道具で・・・!)
そこまで考えて、敬一はあることに気づいた。
自分は生涯を共にできる最高の女を求めていたということを。
肉体的な相性なら、不特定多数の男を相手に鍛えている肉便器はこの上ない最高の女だ。
精神面でも、家族のために平然と自分を犠牲にできる木野3姉妹は十分にクリアしている。
おまけに自分は彼女たちの弱みを握っている―。
快感でぼやけた頭が急速に目覚めていく。
まるで今までわからなかった難問が解けていくような、そんなヨロコビ。
敬一の心はこの上ない幸福感に満たされていった。
だが頭の片隅に残る僅かなもやもやが敬一を囁く…
『肉便器を受け入れるのか…』
そう仮に木野3姉妹を専用奴隷にするにしても死んだ父が許して貰えるのだろうか…
父が許したにせよ名門一族である以上、世間の目はどういう風に見るのだろうか…
やはり敬一はその考えに躊躇する。
“やはり無理なのかな?…”
敬一が考えているうちに詩衣奈がキスを解き頼み始める。
「あの…」
「何だ」
「そろそろ…精液を…」
「あっ…ああ…それじゃ頼む」
詩衣奈の頼みに敬一は何故か素直に受け入れたのだ。