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学園の牝
官能リレー小説 - 学園物

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学園の牝 39

「ちょっと待て!何でぼくが浩二の子供を産まなきゃならないんだ!」

話題の主、琴その人である。

「別にぃ〜?オマエに女のよさをわからせるには、それが一番手っ取り早いかと」
「そんなんで納得できるかっ!」
「いいじゃん、オマエだって気持ちいー思いできんだから」

その言葉に琴がぐっと言葉に詰まる。
確かに女は気持ちいい。
達したときの快感をイヤというほど味わった今の琴に、反論する術はない。
だが、男を捨てきれないのもまた事実。
妊娠なんてまだ受け入れられる余裕はなかった。

「んー・・・。だったらオマエもゲームに参加してみるか?
 俺が満足したら罰ゲームはなしってことで」
「それじゃどっちにしたって、浩二がいい思いするだけじゃないか」
「おいおい、俺は別にいいんだぜ?
 オマエを妊娠させようと、この5人を孕ませようと、な」

まるで悪役のような言い回しに、琴はしぶしぶゲームの参加を申し出た。
まったくこの手の悪知恵にかけては、実に天才的な男である。
こうして浩二の手のひらの上でアツいゲームが始まったのであった。

一方、その頃の悠と敬一はと言うと…
「…いや…何と言うか…意外だな…」
驚いた様子で悠…正確に言うと悠の隣り、勿論困惑した表情の真でもなく沙絵でもない。
満足そうな笑みを浮かべている静…全裸で首輪だけの状態で四つん這いになり、首輪から伸びたリードが悠の手に…その様子を見て敬一が驚いたのである。
無論、奴隷をこんな風に扱っても評価が上がる事はあっても下がる事はない…ただそれが悠だから意外なだけである。
「静のような淫らな乳牛を…悠様は家畜奴隷にして頂きました…」

嬉しそうに言う静の瞳に一点の曇りもない。
自分が認めた主人だからこそ…専属奴隷でも最下層の扱いである家畜奴隷に自ら進んでなったのだ。
…愛されるのは愛玩奴隷である真や沙絵でいい。
自分はただ性欲処理の専用肉便器として扱って欲しい…
勝負が終わって静が望んだのはそんな事だった。
それだけ悠を認めた証拠なのだが…悠はこれには多少困惑気味である。
ただ間違いなく静の存在は悠のご主人様としての価値を高めてはいた。

しかし悠は奴隷なんてほしくなかったし、自分の身内になった以上はさらし者にするつもりもなかった。

「ね・・・ねえ、静さん。お願いだからもうやめようよ」
「ほら、お姉さま。悠ちゃんもこう言ってますし・・・」
「静センパイ?悠ちゃんの命令なんだから聞かなきゃダメですよ?」

男尊女卑の社会になじめない、不器用な3人が必死に静を説得する。
最初は頑として聞かなかった静だが、こう何度も言われては無視することもできない。

「あーもー、わかりました!言われたとおりにします!」

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