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学園の牝
官能リレー小説 - 学園物

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学園の牝 111

「いいえ、浩二さま。いい機会です。
 何で私たちがここまで献身的に浩二さまにお仕えしているか、ちゃんと思い出してください。
 何がきっかけで治るかわからないんですから」

明日香に止められ、浩二は再びあの頃の話を思い出す。
それは浩二の中でもっとも思い出したくない、苦くてつらい記憶の話であった――。

――――――――――――

それは浩二が小学5年生だった頃のお話。
一夫多妻の専用奴隷制度が適用されてから、小学五年生になった子供たちは保健体育の授業で初めて専用奴隷を持つことが許される。
最近の子供たちは発育がいいためか、このあたりの年頃で性行為ができるようになる身体になるためだ。
しかし発育がよすぎるために、その悲劇は起きた。

「あっ・・・あっ・・・あっ・・・!」
「痛い・・・痛いよぅっ・・・!」

その日、子供たちの学び舎は地獄の様相を呈していた。
突如男が教室に乱入し、クラスの生徒を人質に立てこもったのである。
男は凶悪なナイフをちらつかせて担任を縛り上げ、クラスの女子生徒たちの初穂を次々と奪っていった。
男はロリコン趣味の社会不適格者だったのだ。
皮肉なことに男が乗り込んできたその日は、男子生徒が初めて専用奴隷を持つことが許される、保健体育の初日であった。

「へ・・・へへ・・・!おら!死にたくなかったらもっと気合を入れてオレの舐めるんだ!」
「うっ・・・ううっ・・・」
「ぺちゃ・・・じゅる・・・」
「ひっく・・・ちゅる・・・ちゅるるっ!」

教師は教室から追い立てられ、教材として特別招待を受けていた明日香は何一つできずにガタガタと震えていた。

「ひ・・・ひひ・・・。いいぞ・・・!もっと丹念に舐め上げるんだ・・・!」

狂気を孕んだ笑顔を浮かべる男の足元で、浩二はズッタボロになって転がっていた。
犯人が明日香やクラスメイトの茜たちに乱暴したのを見て逆上し、アッサリと返り討ちにあったのだ。

「ひひひ・・・!いいか、おまえら!
 コイツみたいになりたくなかったらしっかりオレの言うことを聞くんだ!」

泣きながら男に奉仕する女子生徒たち。
浩二はそれを無念の思いで見続けていた。

(ちくしょう・・・!ちくしょう・・・!ちくしょう・・・!)

明日香のことはぼくが守るって約束したのに。
今日の授業を楽しみにしていた茜ちゃんも守れなかった。
もっと。もっと自分が強ければ。
あんな悪いヤツをやっつけられるくらい強かったら。
そんな思いが今の彼の心を塗り潰していた。

「おらっ!今度はオマエの後ろの処女を食ってやるっ!」
「いやあっ!助けてっ!お母さーんっ!」

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