女子プロレスの世界-NO・02- 7
6月29日 新潟で円園眞理は小佐野美穂のJAPAN女子シングルの王座に挑戦した
円園眞理は がむしゃらに小佐野美穂に向かって行ったが
小佐野美穂の ジャーマンスープレックスで 呆気なく敗退した
わずか3分57秒…
先輩との壁を見せつけられた試合だった
新潟大会が終わりOFFは1週間
7月7日から9月30日までシリーズが始まる
睦美は 新潟大会前から 風邪をひいていた
睦美は 7月1日から3日まで寝込んだ
そのため 練習に参加できなかった
だが4日から6日の出発する数時間前まで先輩の指導を受けていた
女子プロレスの世界では
デビューして2年以内の者は
決められた技以外は使ってはならないしきたりがある
鈴木彩菜と野間宮文佳は悩んでいた
最近勝てなくなった
2人は睦美の所にアドバイスを求めにやってきた
睦美は 優香との1対1の練習中だったのだが
優香が一緒にやると言い出し
彩菜 ・文佳・そして隠れて観ていた家元翼と門源萌と練習する事になった
練習はもちろん全裸でのスパーリングで 翼・萌・彩菜・文佳は優香に体で覚えさせられた
投げ・蹴り・防御・全て細かく教えた
睦美は後輩の技 習得のため
体を貸した
7日・早朝 シリーズ開幕の福島県へバスは向かった
優香に指導を受けた文佳・萌・翼・彩菜の顔には笑顔があった