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小屋敷ぐらし
官能リレー小説 - ラブコメ

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小屋敷ぐらし 2


「おおおい、真由?」
「ほら、これなんかどう?」

 彼女が手にしていたのは巫女衣装だった。
(正直、どれも着せてみたい。彼女なら似合うだろう)
 それが秀康の正直な気持ちだった。
 秀康は、真由美ならアイドルにだってなれるだろうと思っていた、いや、今でも思っている。
(あの一件さえなければ、俺も後押ししてやれたのに……)
 秀康は表情には出さなかったが、悔しさで拳を強く握りしめる。
 それまで黙っていた奈緒は、眼前の少女が出していく衣装を手にした。修道女の衣装だ。


「まあ、これは……」
「どう?」
「結城様でしたらお似合いでしょうとは思いますが、秀康様は衣装だけで釣られる方ではございません」

 奈緒の言葉に、一瞬だけ表情を固めた真由美だったが、何かを言う前に部屋の外からの言葉が入った。

「失礼いたします」
「絵梨佳か。ありがとう」

 ティーセットを載せたカートを押し、メイドが入ってくる。
 女性としてはかなりの長身である奈緒とは違い、やや小柄な娘。だがふっくらとした体つきで、やわらかい感じのする娘だ。

「素敵なメイドさんが揃ってるじゃない。…よおーし…」
真由美はスッと立ち上がり、突然、秀康の目の前で服を脱ぎ、下着姿になった。
「おい…真由…」
突然の真由美の大胆な行動に、秀康は呆気にとられながらも、全体が艶やかで引き締まった真由美の身体に見取れる。
「ちょっと失礼」
真由美は持って来たミニのメイド服を手に取った。それは高校の学園祭で、真由美や秀康のクラスでメイド喫茶をやった時に着た物だった。
真由美はそのメイド服を着ると、続いて、鞄から白いオーバーニーソックスを出して履いたが、それが真由美の美しい脚線を引き立てていた。

 真由美が男の前で着替えだし、秀康も奈緒も、茶を持ってきた絵梨佳もあっけにとられていた。

「お、おい真由?」

 フリル付きのかわいいミニのメイド服姿になった真由美に、それだけ言うのが精いっぱいだった。
 最後に真由美はスカートの中に両手を入れ、ぱんつを脱いでいた。

「どうしてそこで脱ぐんだ」
「ヒデくんのことだから、皆これくらいはしてあげてるんでしょ?」
「どうしてその事を……」
「ちょっと御免なさいね」
「ひゃっ!結城様??!」

 奈緒と絵梨佳は、なぜわかったのかという顔をしていた。
 すると絵梨佳が驚く間もなく、彼女のスカートは真由美にめくられていた。
 下着を穿いていないスカートの中身を露わにされ、羞恥と困惑で絵梨佳は動けないようだ。

「やっぱり。何年幼馴染してると思ってるの?」

続いて、真由美は奈緒のスカートもめくった。
「それに、2人ともお股に毛がない。ツルツルだし。ヒデくんらしいわ」
露わになった奈緒のスカートの中身を見つめながら真由美は言った。
「ゆ、結城様…」
奈緒は恥ずかしそうに顔を赤らめる。
奈緒も絵梨佳も、秀康の指示で陰毛や脇毛、その他一切の無駄毛を剃っており、更に脱毛クリームを使用していた。

「ヒデくん、体毛なんて見苦しくて嫌だって言ってたじゃない。それでもって、一緒にエステや美容整形に通って、ヒデくんも私も、首から下の毛をそっくり除いちゃったのよね」

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