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龍の覚醒
官能リレー小説 - 同性愛♂

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龍の覚醒 15

バイクはゆっくりと湖面に停車する…
水中は極めて透明度が高く、色彩豊かな生物が泳ぎ回っているのが見えた。
「だから火龍…ちゃんと言葉にしてみろよ…」
俺の戸惑いを楽しむかのような、水龍の言葉攻めが続く…
「だ、だから…くれ…よ…」
「それじゃ分かんね―よ、俺の何が欲しいんだよ?」
「せ……し……」
「ん?…聞こえね―な」
「だから俺は!…水龍の精子が欲しいんだよ!」
半切れ状態の俺の叫びが、湖面にさざ波をつくる…
「はは、火龍…お前ってほんと可愛い奴だよ。」
そう言って水龍は、俺を強く抱きしめた…

“かわいい"…?
そんなことを言われたのは初めてだった…
この容姿のせいでか、それとも反抗的な性格のせいでか、幼少期からそんなことを言われた記憶も無かった…
「や、やめろよ…俺が可愛い訳ないだろ…」
俺は頬を膨らませ、抵抗してみせる。
「はは、やっぱ火龍は可愛い!俺が今まで出会った中で1番可愛いぜぇ!」
水龍はそう言うと、入れたままの状態で俺の両太股を持ち上げ、バイクの上に立ち上がった…

「入ってるのがよく見えるだろ?」
水龍の言うとおり澄んだ水面は挿入された俺をはっきりと見せてくれた。
股を広げたこのポーズはまさに雌だ。可愛いと言うのもちょっと分かるかも知れない…。
しかし、その広げられた股からは攻撃的な程に大きな雄の物がにょっきりと天を向いている。
水面に映るそれが少し揺れた。水龍がゆっくりと腰を振り始めたのだ。
「ぁ!やめ…」
自分で哀願しておきながら、俺は抵抗してしまう。
頭では分かってはいたが、水面に写り込んだ自分の姿は、あまりにも淫らだったからだ。
「火龍…恥じらうことは無いよ。見てみろよ、火龍のココ…誰にも負けないぐらいに綺麗だぜ…」
そ、そんな…
水龍の動きに合わせて、揺れる自身に視線を落とす…
それはくっきりと脈道を讃え、僅かに反り返った肉竿は仄かに赤かった…
その上に膨れる亀頭は、雁の括れをもってその存在感を美しく主張していた。
確かにそれは、アダルト雑誌で見たディルドのように、理想的な形に見えた。

これが俺の物…?

孤児院ではこんな風にして、自分の勃起を繁々と見つめる機会などなかった。
相部屋ゆえに、自慰をするにも隠れるように行ない、下着を下ろすこともなかったのだ。

そんな物が水龍の中をかき回したのか…。
自然と、包みこまれ亀頭を膨らませた自らの太い物を想像してしまう。
それは力強く出入りし、そして奥底に種付けをする…。それと同じ事を今、種付けをした雄にやられている。

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