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異様な絵画
官能リレー小説 - 同性愛♂

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異様な絵画 1

(なんだ、体が熱い。これは一体…?)
俺が目を開けると、俺の部屋とは全く別の場所にいた。そこは体育館のような場所だった。床はフローリングではなく、石のようなものでできていた。そして、目の前には祭壇が用意されていた。祭壇の上の絵画には後光で照らされた神のような人間?と、それにひざまずく多くの人々が描かれていた。よく見ると、ひざまずく人々はコリント式兜しか身に着けていない全裸の男達ばかりである。
祭壇の上で輝く絵画の中の神聖な存在は、俺に微笑むかのような錯覚を与えた。それに導かれるように、俺は祭壇の前に進む。
石畳が冷たく感じられる中、神秘的な空気に包まれた雰囲気はなかった。むしろ、石畳の嫌な冷たさが現実感を保っていた。
(これが夢なのか?それともただの幻想か?)
俺は祭壇の前で、ただ立ちつくしていた。すると、後ろから声をかけられた。
「おい!お前!そこで何をしている!」
振り向くと、そこに居たのは絵に描かれた男達の様にコリント式兜だけを身に着けた男だった。髭を蓄えた、いかにもベテランの兵士といった風貌だ。
「お前のような者がこの神聖な場所に立ち入っていいと思っているのか!」
男はそう言いながら、素っ裸で俺に近づいてくる。俺は身の危険を感じて、その場から逃げた。
「逃げたぞ!捕まえろ!」
俺はそのまま走り続けた。途中で後ろから増援が駆けつけてくる音が聞こえた。俺は何とか隠れながら、男達から逃げ出した。俺は気づいたら、元いた部屋に戻ってきていた。汗だくで全身がべとべとしている。そして、明らかに体がおかしい。熱があるかのように体中が熱いのだ。


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