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洞窟
官能リレー小説 - 同性愛♂

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洞窟 12

「俺達に敵意が無いことを示すしかないな…」
ジェスは背にした剣を置き、革鎧を外す…
「大丈夫かよ?武器も持たずに…」
訝しげに眉をしかめながらリンツが言う…
「武器を持ってミノタウロスと戦ったところで勝目はないさ…ここは奴らの警戒心を緩めるしかないだろ?…」
下帯を解きミノタウロス同様のビキニ姿になるジェス…
その屈強な筋肉は、さすが誰もが認める重ファイターの身体だ…
「何か目のやり場に困るな…こっちの方が恥ずかしくなるよ;…」
リンツの頬がポッと赤らむ…
同じ歳とはいえ、軽ファイターのリンツと重ファイターのジェスとでは、そのモッコリとした膨らみ具合も雲泥の差がある…
「今更何言ってんだ…俺のモンなんて今まで散々見てきただろ…」
幼少期より共に育ってきた5人…
女のアリシアでさえ、今でも一緒に水浴びする仲だ…
そうこうしているうちに倒れていたミノタウロス達がぽつぽつ目を覚まし始めた。
なので五人はとっさに身を隠し、様子を見る。
眠り薬を嗅がせることが出来た分は既に離れた場所に移動させ終えていたので彼等の中には居ない。
なので何人かが足りなくなっているということになるのだが、彼等は気づかなかったようだ。
皆がみな過度な自慰行為の為に憔悴しきっている…
それは辺り一面に立ち込める精液の臭いでも分かる…
「何の匂いかしら?…栗の花の香りに似ているは…」
アリシアが小鼻をクンクンと動かす…女のアリシアにとって馴染みのない臭いなのは当然だ…
「ある意味“男の匂い”って言っていいかもしれないけどな…」
照れ臭そうに鼻頭をボリッと掻くジェス…
自慰する事が毎日の日課となっている彼にとっては、ここにいる男四人の中で、1番馴染みある匂いなのかもしれない…
「仕方ない…ジェスを見習って俺たちに戦闘の意志はないことを彼らに示す必要がありそうだな…」
あれだけの恥辱を受けた後だ…思考も錯乱しているに違いはない…
「残念ながらここでは大した魔術も使えないしな…」
バダイアスの言葉に返答するギース…
長い衣を踝までストンと落としビキニ姿になる…
魔術師といえども、薄く全身に付いた筋肉は狩猟動物のようにしなやかで見応えがある…
「それじゃ私も…」
鎧を外し掛けたアリシアをバダイアスが制する…
「アリシアは岩陰に隠れて状況を見守っていてくれ…いざとなったら頼む…」
それは女には強欲なミノタウロスの性質を知っての指示だ…
「でもよ…さっきの見ただろ?俺ら男だって危ないんじゃないか?…」
既にビキニ1枚になったミンツが不安気に首を傾げる…

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