だって私は 1
貴女が好きなんだからーー。
これは、夢。
私があなたに逢える、たった一つの機会。
私は夢を見ながら待ち続ける。
そう。だって私はーーー。
ーーーーーー
目覚まし時計のアラームが部屋中に響き渡る。
時計の針は南西と北を指していた。
「恵里菜ー!いい加減起きないと遅刻するわよー!早く起きなさーい!」
「…くー…かー…」
下階からお母さんの声が聞こえる。
分かったからもう少し寝かせて欲しい。
今日は凄く眠いんだから。
突如、私の部屋のドアノブの音がした。
きっと、お母さんが私をまた叩き起こしに来たのだろう。
布が擦れた音がしたけど、きっと気のせい。
小さくバサッと何かが落ちた音も気のせいだ。
「んぐぅーーーーーーーーー!?」
まさか、隣の家に住んでる親友の江奈が、私の口元に女性器を押し当てて来るなんて、きっと気のせいだろう。
「恵ー里菜っ♪どう?私の愛液の味は?」
そう。これは何かの夢だ。自分の親友がどうして私の部屋に。否、家は隣なんだからそれは仕方ないだろう。だがしかし、親友であろうとなんどろうと、あまつさえ人んちの部屋で下半身すっぽんぽんになって寝ている人の顔に女性器を押し当てるなんて、一体何考えているんだ。
目をうっすら開けた私は早速反撃に出る。
「あはっ♪もっと舐めて舐めて!」
仕返しにと、私は江奈のクリトリスを舌で力強く
なめ回す。溢れ出る愛液を飲みつつ、江奈が満足するのを待った。