My Sweet Home★ 1
俺の名前は橘 旭、17歳!!
青春真っ盛りの高校生だ。
今は2歳年上の彼女、柚乃と同棲中。
自分で言うのも何だけど、柚乃は俺の自慢の彼女だ。
キレイですっげぇ優しくて、料理もそれなりに上手い。
たまに見せる子供っぽいトコも好き。
髪も俺の好きなロングで、動く度にするシャンプーの匂いがたまんねぇ…
ぁと、普段は結構強気なのにベッドの中で甘えてこられると我慢出来なくなっちまう。
そんな彼女が待つ家に帰るのが楽しくて仕方ない。
今日も部活が終わって着替えを済ますと携帯を開く。
"新着メールあり"の表示。
柚乃からだ。
"部活ぉ疲れッ(^3^)☆今日ご飯何がイィ?"
毎日同じ内容だけど嬉しい。
すぐに返事をして、柚乃が待つ家へと帰る。
帰る頃にはちょうど晩飯が出来てて、必ず柚乃が玄関のドアを開けてくれる。
それだけで新婚気分だ。
今日もいつも通りインターホンを鳴らす。
でも中々ドアが開かない。
もう一回押してみる。
やっぱり出て来ない。
仕方なく合い鍵でドアを開けて入ると、中は電気がついており、リビングのドアは閉められている。
「ただいまぁ〜柚乃〜?いねぇの??」
すると奥から柚乃が出て来た。
「お、お帰りッ!!早かったね!!!」
様子が変だ。
「おぅ、ただいま。何だよ慌てて…」
「ちょ、ちょっと待って!先に着替えてから、ね?お風呂も出来てるしご飯の前に入っちゃいなよ!!」
コイツ何か隠してんな?俺は無視してリビングへと入った。
するとそこには、キレイに盛りつけられた料理とケーキが並んでいた。
ケーキの上には"Happy Birthday ASAHI"の文字。
「…柚乃…コレ…」
「ぁ〜あ、見つかっちゃった。せっかく驚かせようと思ったのにぃ〜…」
そうだ…今日は俺の誕生日だ。
すっかり忘れてた。
嬉しすぎて言葉が出なかった。
しばらく呆気に取られていると…
「旭?」
柚乃に呼ばれて我に返る。
「もぅ!!…18歳の誕生日ぉめでとッ!!」
満面の笑顔で言う柚乃を見て、思わず抱き締めた。
「きゃぁ!!ちょ、な、何!?」
「すっげー感動!ありがとなッ!!嬉しすぎてどうしていぃかわかんねー…」
「ぁはは!変なの〜!!何もしなくてイィじゃん!」
「それもそーだな…」
「また来年も一緒に祝おうねッ!!」
「柚乃…」
「や、ちょっと…ン…」
柚乃が何か言う前に深く口づけた。
息が出来ないくらぃ深く、長く…
「ぷはぁ…ハァ…もぉ!!いきなり何!?」
「柚乃がかわいかったから。」
そしてまた口づける。
今度は舌も入れた。