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磔の館
官能リレー小説 - SM

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磔の館 1

『磔』
本やAVではよく目にするシチュエーションだが実際に行おうとすると敷居が高い。
そんなあなたに朗報です。
当館では誰でもお気軽に磔プレイが行えます。
さあ、あなたの新たな扉を開きましょう。

そんな紹介文を読んで俺はそのホームページの扉の形の入り口をクリックした。

切り替わった画面はアダルトサイト特有の背景が真っ黒な暗い画面。
下にスクロールすると裸の男性が磔にされて女性にいたぶられている動画と裸の女性が磔にされて男性にいたぶられている紹介動画がリピート再生されていた。陰部はモザイク処理されているが磔にされている全体画面、陰部をアップにしてそこにバイブを当てている画面、悶え苦しむ顔のアップ画面が絶妙なタイミングで切り替わり期待が高まる。
吉田光男(26)結婚1年目まだ子供はいない。このたびマンネリ化したSEXからの脱却といい加減に子供が欲しいのでここらで一発休み返上でSEXづけの一日もいいかとこのサイトへ来たのだ。

吉田の住む場所から近い山の中のペンションハウスを今回は選び、オプションである各種道具を選んでいく。
バイブやローター、ローションはもちろん鞭やロウソクも充実している。

妻と財布とを相談しながら決定したプラン。
休日が楽しみだ。
光男が計画をしている頃、一足先に実行している者が居た。
場所は光男のペンションの近く、だが異次元と言い表してもよかった。
奇妙な仮面の男がなにやら魔方陣みたいな図形をひたすら地面にかいている。恐ろしいぐらいに静かだった。

わたし、高月夏希(13)は絶賛大ピンチです。
SNSで知り合った大学生のお兄さんと5回目のデート。
いつもは街を二人で歩いて食事やショッピングを楽しむだけだったけど今日は彼に誘われて山の中のペンションに連れてきてもらったの。
景色もいいし最高の気分だった。
中に入ってその部屋を見るまでは…

目の前には祭壇。二つのロウソクの火がゆらゆらと揺れている。
壁には布が張られ暗く、その部屋だけ別空間のようだった。
そしてその思いをより一層高めているのはその部屋の床一面を埋め尽くすように描かれた真っ赤な魔法陣。

背中に冷たい汗が流れ後ろにいる大学生のお兄ちゃんの方を振り返りかえり、私の意識は一度そこで途切れた。
「うぅん」

私は目を覚ました。ぼ〜とする頭を働かせながら周りを確認していく。布の張られた壁に目に入る光はロウソクの火によるもので先ほど見た部屋で私は寝ていたらしい。

ジャララ

「えっ!」
その音を聞いて私の意識は一気に覚醒した。
私は床の魔法陣の中心に裸にされて大の字に拘束されていた。


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