初体験はお姉ちゃんそして…… 167
「あぁ〜ん…茜お姉ちゃん……助けて〜」
沙耶が椅子に縛り付けられ、両手は後ろ手に手錠がされている。お尻の穴とあそこにはバイブが突っ込まれ、乳首は事務用のクリップではさまれている。さらに目隠しまでされていた。
「茜お姉ちゃん……助けて…」
「そんな事言って気持ち良いんでしょ?」
「はぁん……イっても良い?」
「ダメ。」
そう言って茜はバイブのスイッチらしきものを切った。
「お願い……イかせて。」
茜は沙耶の胸を揉みながら言った。
「ダメよ。」
「茜お姉ちゃ〜ん!何でもするからぁ!」
「じゃあ言いなさい。」
「沙耶の破瓜はバイブですぅ!お兄ちゃんごめんなさい〜!!」
「だってぇ。」
茜は沙耶の目隠しを取った。
「え?あ、お兄ちアア〜っイくうぅ〜っ!!」
「茜、貴方……まさか……」
「お前……なんて事を……」
「うわあぁ〜ん!!茜お姉ちゃんなんか大っ嫌い〜!!お兄ちゃんと舞お姉ちゃんには秘密って言ったのに〜!!」
沙耶は泣き叫んだ。
「沙耶、とりあえず落ち着いて。ね。」
お姉ちゃんは拘束された沙耶を抱きしめた。
「このバカっ。」
僕は茜を突き飛ばし、手錠の鍵を奪った。
ガチャン
「舞お姉ちゃ〜ん。」
両手の拘束を解かれた沙耶はお姉ちゃんに抱きついた。
「茜、お前なんで……」
「……『賭け』に勝ったからぁ……」
「『賭け』?」
「沙耶が……説明する……」
お姉ちゃんの腕の中で泣いていた沙耶が顔を起こした。
「沙耶……貴方無理しない方が……」
「大丈夫。……お兄ちゃん達が出掛けた後、茜お姉ちゃんとUNOやって……負けた方が一つだけ言うこと聞くってことにしたの。そしたら茜お姉ちゃんが……あんな格好で沙耶を椅子に縛り付けたの。」
「それで?」
「……やっぱりもう言えない〜。」
また沙耶はお姉ちゃんの胸に泣き伏した。
「茜!」
「は、はいっ。」
「説明!」
僕は茜に今までない位鋭い調子で言った。
「……一つだけ……恥ずかしい秘密を言いなさいって言ったの。そしたら……沙耶が小さい声で…『初体験はバイブだった』って言ったから……それが面白くて……」
「茜お姉ちゃんのバカ〜!!舞お姉ちゃん達には内緒って言ったのに〜!!!」
「茜!そうだったのか?」
「うん……でも…私……沙耶が慌てる姿見たくて……」
バシーン
「え?」
お姉ちゃんが初めて茜に手をあげた。