マッスル・ウィッチ
官能リレー小説 -
ファンタジー系
この作品は官能小説です。
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書き出し
荒野に佇む廃墟・・・
その廃墟の広場であった所に、1人の女が立っていた。
折れた三角帽子と足まですっぽり覆うローブ。
その装束と首からかけられたヘキサグラムのペンダントで女が魔道士・・・
それも魔道士ギルド所属の1級魔道士だと見て取れた。
とび色の髪と瞳をした美少女。
まだ若い、20代前半か10代後半であろうか・・・
彼女は無造作に広場に立っていたが、おもむろに声を発する。
「そろそろ出てきたらどうだ」
良く通る声であった。
そして強い意志のある声だ。
その声に反応するように物陰や柱の陰から男たちが現れる。
総勢10名程。
風体はいかにもアウトロー。
そのリーダーらしき男が口を開く。
「テメェだな、アニキを殺ったのは・・・」
ドスの利いた声。
修羅場を潜り抜けた男の声だ。
「掃いた塵の事等覚えておらん」
不遜に鼻で笑う魔道士に男達がざわめく。
「ふざけたアマだ・・・だが、こんな所までのこのこ現れた事を後悔するがいいぜ」
リーダーの合図で全員が抜剣。
それなりに手馴れた行動だった。