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エアザッツ
官能リレー小説 - ファンタジー系

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エアザッツ 10


「でも、私達の仲間なんですから」
「結局、アメシストとシルヴィアのどっちが先にフィリップ君とするの?
ねえ、フィリップ君はどっちがいい?」

フィリップの巨根を胸に挟んだまま、イレーネが二人に問いかけ…ると見せてフィリップに話を振る。
自分のおっぱいをゆさゆさと動かし、彼に刺激を与えることも忘れない。

フィリップはいきなり話を振られて迷った。どっちを選んでももう片方を傷つけると思い、悩んだ。だが、それも数秒の事。

「う……アメシストさん」
「やった!」
「仕方ありませんわねぇ…」

残念がるシルヴィアに、フィリップは済まなさげに黙って頭を下げた。
その横では、いそいそとアメシストがベッドに横たわり、彼に向けてゆっくりと股を開く。

「傷だらけの身体ですけれど、こんな私でいいなら…」
「そんな、アメシストさんはすごく綺麗です」

アメシストの、元は白絹のように綺麗であったろう肌。そこには戦いで負った、細かい傷の痕があちこちにあった。だがフィリップにとっては、彼女の魅力を何も損ねなかった。


「必死に、戦ってきたんですよね…」
「ええ…あっ」
「女性の身でありながら、こうして傷を重ねて…でも、そんなアメシストさんだから僕は…」

フィリップは、アメシストに近づくと、彼女の右腕の傷跡をそっと舐める。
二の腕、右わき腹、左の腰、と、一つ一つの傷痕を、丹念に癒そうとするように、舐めていた。
彼の声にも、舌使いにも、純粋な労りと愛情に満ちていた。


「がっつくかと思ってたけど…嘘……上手……」
「愛情に満ちています……素敵です…羨ましいくらい」

フィリップの丁寧な愛撫は、イレーネとシルヴィアを驚嘆させていた。
大人しい子、それも年下だと思って彼の性技にはあまり期待していなかったのだ。
イレーネの予想では、フィリップは自分たちの肢体にがっつくか、どうしていいかよくわからないで戸惑うかだと思っていた。
彼女たちの目の前では、アメシストが丁寧な愛撫に悶えながら、幸せを感じていた。

「ああ…フィリップ君…そんなに私の事を…」
「だって、アメシストさんですから」

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