PiPi's World 投稿小説

おてんば姫、ファニーの冒険
官能リレー小説 - ファンタジー系

の最初へ
 8
 10
の最後へ

おてんば姫、ファニーの冒険 10

「いや、こんなのやめさせて・・・」
ファニーは力を入れて、何とか体の自由を取り戻そうとしたが無駄だった。
そしてファニーの手のよって、ゴロスの下履きがおろされる。
ゴロンのペニスがでろんとぶら下がっている光景がファニーの目の前に広がる。
それがファニーが初めて見た男性器だった。
「これが男の人の・・・」
ツンと汗と小水が入り交じった匂いが鼻を突く。
「フフ、見てるだけでは物足りぬでしょう、ぜひ口で味わってみてください」
ダス・ライヒはファニーにロゴスのペニスを口に含むように命じた。
くちゅ・・・
ファニーの可憐な唇がロゴスの亀頭のふれられる。
そのまま舌を突きだし舐め始める。
立ち上る異臭と嫌悪感にはき出しそうになるも、操りの術のせいで体が動かない。
姫に似合わぬ卑猥な行為に没頭続ける。
姫の口淫に反応し、次第に興奮の度合いを強めるロゴス。
そのペニスは天を突かんばかりにそびえ立つ。
「フフフ、姫さま口ばかりではなく両手を使ってさすって差し上げなさい」
ダス・ライヒの言葉に反応し、両手でペニスをさすりはじめた。

「うぉおおおおお」
本来なら見ることでさえはばかられる高貴な姫君の手淫に興奮したのか野生の雄叫びを上げるロゴス。
そして白濁した液を、ファニー姫の口内へとぶちまける。
「ふぐぅうう」
ファニー姫ははき出そうともがくも、口はペニスによてふさがっている。
このままでは窒息してしまう。
ファニー姫はそのままロゴスの精子を飲み干すしかなかった。
「姫様、お疲れ様でした。どうぞお口をお放しください」
その一言でファニー姫は解放された。
「ウッ、ゲホッゲホッ」
術から解放されたファニー姫は激しく咳き込み、のどの奥に入った白濁液をはき出した。
そして直ぐに立ち上がると、剣をすらりと抜き、ダス・ライヒに突き出した。
「よくも妙な術を駆けてくれたわね、今すぐ解呪しなさい」
「フォフォフォ、さすがは戦乙女、立ち直りが早いですな」
「笑ってないで解きなさいよ」
「おやおや、せっかくかけた術を解く馬鹿がどこの世界におりますかな」
「ここに、わたしの目の前にいるわ」
そう言ってさらに踏み込んで、のど元の皮一枚のところまで剣を突きつけた。
「わたしを殺したら、術は解けませんよ」
「あなたでなくても、たとえばティーエなら解けるはずよ」
「どちらにせよ、あなたを生かしておく訳にはいかないわ」
「そうですか、それは見事な心意気ですな、しかし後ろを無防備にさらすとはまだまだ未熟ですな」
チクッ
ファニー姫の首筋に、針のような物が刺さった。
後ろにはコボルトが吹き矢を構えていた。
「しまった…」
 そう思った時にはすでに遅く、針に塗られた眠り薬のため意識を失い、ファニーはその場に崩れ落ちてしまいました。
「フッ、他愛も無いですね」
 ダス・ライヒは倒れたファニーに近寄ろうとしたが…
「うぅーん…」
 しかし、眠ったと思ったファニーが再び立ち上がり剣を構えたため、慌てて立ち止まる。
「おや? 薬が弱かったですかね。まぁいいでしょう」
 ニヤリと笑うとダス・ライヒは次の「命令」を口にする。
「さぁ、その剣を鞘に戻してお渡しなさい」
『……断る』
「なっ!?」

一瞬の出来事だった…

 ズシャーーーーッ!
「ぐはぁっ!」
 一気に間合いを詰めたファニーがダス・ライヒに斬りかかる。
 完全に油断していたダス・ライヒは、右肩から腹の辺りまで切り裂かれ、傷口と口から大量の血を溢れさせた。
「馬鹿な……術は効いているはず……」
『あぁ、まだ効いておるぞ。この娘にはな』
「この娘?……何を言って…」
『貴様が術をかけたのはこの‘ファニー’の心にであって‘妾(わらわ)’にではない。故に‘妾’が貴様の命令を聞く必要など無いということじゃ』
「妾?……お前は一体…」
 フッ、とファニーは勝ち誇った顔でこう答えた。
『妾の名はミネルバ。昔は戦女神などと呼ばれていた者じゃ』

SNSでこの小説を紹介

ファンタジー系の他のリレー小説

こちらから小説を探す