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淫屍の迷宮
官能リレー小説 - ファンタジー系

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淫屍の迷宮 8

 ......まさか、スライム連中まで女体化してないよな?
 クリーニングスライムの場合は付加価値が増大しそうだから良いとしても、残りの連中は、なあ。

 とはいえ、無機質系や経験値を稼げないはずのアンデッドウォートにも変化が見られるので、若干不安を覚える。
 リビングアーマーなんかも無かったはずの中身に、凛々しい感じの金髪巨乳美女が入っているし。
 ちなみに鎧の下には何も着ておらず、全裸に直接鎧を着けている感じだ。
鎧が皮膚みたいな役割をしているらしく、直接中身を触ると神経をむき出しにしたかのように過敏な反応を見せる。
よーするに、とにかくイキやすい身体ってわけだ。
その反応があまりにも新鮮だったので、全裸にひん剥いて抱いてやったら、潮吹きまくってベッドがもーえらいことになった。
どこからこれだけの水分出してるのかと思ったね。
脱水症状で死ぬんじゃないかとも思ったが、そこはアンデッド、脱水症状くらいで死ぬことはないらしい。
そもそも最初から生きてないし。
ただ同じ潮吹き(+母乳)体質のマミーなんか抱いた時、水分出しすぎてミイラ化して驚かされたこともある。
当の本人は水分を補給したらすぐ元に戻ったけれど、普通と違う成長しているわけだし、いろんな意味で注意が必要だと実感した。
まぁウチのモンスター(アンデッド)のことはおいおい話すとして。
そろそろ我が家であるダンジョン改築のことを話しておこう。
簡単に言ってしまえば、今のダンジョンは深い階層に来れば来るほどエロくて危険な構造になっている。
リスクばかりだと侵入者もためらうだろうから、例外としてセーフティゾーンとなる階層もあるけどね。
なお、浅い階層に延々居座る安全第一主義者対策として、財宝である美女ゾンビ―――今は種類も増えたから美女アンデッドか―――を外に出すためにはダンジョンに設置した捕獲アイテム『呪縛の怨鎖』を使わなければ持ち出せないようにした。
さらに女体化してないモンスターたちや、女体化竜牙兵を配置することで嫌でも奥に来てもらう構造にした。
ウチのかわいい娘たちを連れ出すんだ、そのくらいがんばってもらわんとなあ。ふっふっふ・・・。
さて、それでは今日もアドを通して侵入者たちの様子を楽しむとしようかな。

□□□□

※CASE1:とある中堅冒険者パーティの場合

「おいおい・・・こいつぁいったい何の騒ぎだぁ?」

淫屍の迷宮入り口。普段はただ冒険者たちの行きかう通り道にすぎないそこは、いつにない大混雑を見せていた。
確かにこのダンジョンができたのは最近で、新種のモンスターが金になるといろいろうわさになっていたが、これは彼らの予想を大きく超えていた。
これは何があったのか、確認しなければ。パーティはすぐさま情報収集を始めた。
冒険者なんて、職にあぶれた人間が就くような危険な稼業だ。
死にたくなければ慎重に事を進めなければならない。

「おい、いったい何があった?強力なモンスターでも現れたのか?」

入り口でたむろしていた適当な同業者を捕まえ、聞いてみると。

「いや、そんな生やさしい話じゃねえよ。入り口にふざけた看板が立ってやがるのさ」
「・・・看板?」

竜牙兵が1体、浅い階層にいるというやつのことだろうか?
とにかく言われるがまま、人ごみをかき分けて看板とやらを見てみると。
なるほど、そこにはふざけた内容の看板が立てられていた。

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