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巨乳美女王国、3人のお姫様
官能リレー小説 - ファンタジー系

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巨乳美女王国、3人のお姫様 67

「レナ、しばらく王宮の外で暮らすことになるけど…いいかい?」
「殿下とご一緒なら」
「いい返事だ。そこでやろうとしていることはファリス達には秘密だよ。いいね?」
「殿下が、そう仰せなら」
異世界から来た三人だけがいなくなると、明らかに怪しまれるので王族の女も一人抱き込んで
おけば別荘で遊ぶぐらいに思われて探られないだろう。
それに、ガッディールの女を拐うまでは、彼女を抱けばいい。
「ミユキ、農園の工作の準備は進んでるかい?」
「上場よ、セーフハウスも手配できたわ。元商家で地下室もあるの。ファリス達には地方経済の視察と調査と言っておいたわ。理由を説明しておかないと怪しまれるから。
しばらく滞在する場所だから、怪しまれない上に大臣の仕事もできるように使者には目立たない格好をさせる事にしたわ」
僕はミユキに会いに行って計画について尋ねる。
彼女は農場の側の街に潜伏場所を用意していたので、ミユキと母さん以外にレナを同行させる事を伝えた。
「大きな館だから、見られないように進めるのは簡単よ。ファリスと違って知らないから好都合ね。工作が進むまでは一番若い奥さんを抱けるわね」
「一番はファリスに怪しまれないようにするためさ」
「なら、早速三人で行きましょ」
「三人?」
「お母さんはもうあっちよ」
今日はフローラともう1度学校に行くことにする。アルルとメルルも護衛のために同行した。
「レナから聞きましたよ。アリムラって女性の方にずいぶん好かれていたと。」
「え?そうかな?普通だったと思うけど。」
「私はレナと違って子供じゃありませんから妬きもちは妬きませんが。」
フローラと話していると、サーラ先生とスズナが僕たちの方にやってきて話しかけてきた。
「あの、今日は臨時休校にしました。」
「え、何で?授業風景も見たかったのに?」
するとサーラ先生が、
「そちらの護衛の方々が仰っていた様に、殿下がいらっしゃっている事がバレたら大変な騒ぎになりかねませんので休校にしました。勿論生徒達には今日も殿下がいらっしゃる事は秘密にしております」
「はぁ、仕方ないか」
「申し訳ございません殿下」
「どれだけの生徒達が押し寄せるか予測不能なのでございます」
「流石に我々2人だけでは対処しきれない可能性も有ります」
「しかし、悪意の無い生徒達が相手ではあまり手荒な事もし辛いのです」
アルルとメルルが申し訳なさそうに詫びる。
「まあ、護衛の立場からすれば当然の意見だからね。気にしなくて良いよ」
「「はっ、ありがたき幸せにございます」」

「本当は演説したかったのに、残念」
「殿下のお気持ちだけで…」
「この学校から職人やよい母親となる候補を送り出して欲しい。疲弊した国を立て直すんだ」
「それは、よいお考えで」
「訓練が無理なら、武器の仕組みや城について教えて欲しい。ゆくゆくは各都市の城壁は壊して星形の土塁でに囲むんだ。これからは新しい方法で街と人々を守るべきだ」
学校で兵士を育てられなくても、なり手に有利な知識を与えることはできる。
場合によっては女性も戦わなくてはならない。
「土塁なら、不穏な動きとは取られないでしょう。しかし、そうするにも男手が足りません。前の戦争での傷跡は深いのです」
「他の国と密かに同盟を結ぶんだ。蛮族に分からないように人や資源の行き来を活発にする。細かいことは大功臣に任せよう」
「隣国は前の勝利で油断しております。噂ではおかしな宗教が流行ったり、大麻が蔓延して役人や兵も堕落していると聞きます。属国に甘んじていない国はきっと他にもあるはずです。学校としても、交流などやれることは考えてみます」
サーラ先生は教育者だけあって教養があるみたいだ。僕がいた世界のサラリーマン教員と大違いだ。

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