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巨乳美女王国、3人のお姫様
官能リレー小説 - ファンタジー系

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巨乳美女王国、3人のお姫様 57

その深夜、
「僕は幸せ者だね。ほぼ毎日、きれいなお姉さんたちを抱けるんだから。」
「そうね。レイジは小さいころからあっちの世界でもモテてたものね。」
「え?そうだっけ?僕は友達感覚で付き合ってただけだけど。その話、誰に聞いたの?」
「ミユキちゃんに。」
あいつも子供のころから僕と同じ学校に行ってたのか。全然気づかなかった。
「その時も年上のお姉さんが多かったって言ってたわ」
「あら、殿下は昔から年上の女性を虜にしていたと」
「今にして思えば幼稚園や小学校時代に中・高生の娘といるのも何度か見たわね」
「流石は殿下ですね」
「彼女もアッチで保護欲をそそられてたけど、コッチに来てからその感覚が爆発的に大きくなったそうよ」
「へ〜」
「コッチの世界に来てからレイジのフェロモンが強力……というか凶悪化してるんじゃないかって言ってたわね」
「はあ?」
「初日から3人のお姫様に気に入られた事も尋常じゃ無いって。たとえ異世界人というブランドが有ったにせよね」
そして、母さんがこんな事を言う。

「ナースの間でもレイジは噂になってたのよ」

そう言った母さんだが、色々思い出したのか表情が暗くなった。
そう、たしか勤めてた病院の院長の愛人してたって言ってたっけ・・・

「ごめんね、母さん・・・僕を育てるのに苦労させちゃって・・・」
「そんな事ないわ・・・お母さんにとってレイジは生きていく希望だったもの・・・」

そう笑った母さんが僕のアレを握ってくる。

「愛されるって事がこんなに幸せだなんて思わなかったわ・・・どんな快楽より素晴らしいの・・・だから今が一番幸せよ・・・」

母さんにとって愛人生活は望んだ状態じゃなかったのだろう。
ただ向こうの世界で気付いても何もできなかったかもしれない。
でも僕が母さんを抱く事に喜びを感じでくれててホッとしたのはあった。

「快楽だけの行為は塩水と同じですわ・・・いくら飲んでも渇くだけ・・・決して満足は得れません・・・」

そう言うファリス。
彼女も色々あっての言葉だろう。

「親子離れ離れにならなくてよかったわ。ファリスには感謝してるわ」
「殿下を求めて、この国にお呼びしたけど…絆まで断ちきるのは非道ですから」
「この恩はきっと返すよ、ファリス。君たちとこの国に」
「レイジ、この国の月でも見ましょ。夜風にあたりながら」
「ファリス、先に寝てていいよ」
僕と母さんは寝室を後にし、回廊を歩く。
「あっちにあってこっちにないものは多いけど、ここでの社会的地位はすごいわね。
おまけに仕事らしいことは、みんなミユキちゃんがやってくれるし」
「結婚の条件としても最高だよね。あっちじゃ持ち家や両親健在が最低ラインって言うし…」
ミユキは才能を活かす場が得れて喜んでたけど、僕達親子もあっちでの格差や将来の不安という問題から開放されている。
「ナースだからドクターと結婚できる訳じゃないし、レイジにもいろいろ苦労もかけたけど、
この国だからよかったのよ。戦争に明け暮れてたり、女を戦利品にする国もあるんだから」
「それって…」
「近くの国よ。昔ファリス達は酷い目にあったし、レイジには心労の種になるといけないって口止めされてたけど…」
ついにミユキに続いて母さんからもガッディールの事を断片的に聞き出した。
これで異世界人サイドで情報が共有できたので、秘密工作も進めやすくなる。

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