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淫屍の迷宮
官能リレー小説 - ファンタジー系

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淫屍の迷宮 6


 まー、アドの事は置いといて。

 母乳ゾンビの制式型は、スライムの状態でないとプラナリアの真似ができないようにした。
 理由は簡単。
 ダンジョン探索の景品である母乳ゾンビをダンジョンの外で養殖されては、危険をおかしてダンジョンに潜ろうとする者がいなくなってしまうからだ。

 この再生力低下で、母乳ゾンビの生きている人間もかくやという柔らかい暖かさが失われるかも、と思ったけれど、それは杞憂だった。
 母乳ゾンビの抱き心地に直結する箇所だったので、これは嬉しい。

 二段変化ゾンビにもこの処置をしようとしたけれど、どういうわけか、彼女らの再生力を落とす事は出来なかった。
 まー、彼女らをダンジョンに投入するつもりはないが。
 彼女らには、俺専用の性奴隷の他に、下級アンデッドとは思えない知能を生かしてアドの補佐もしてもらうつもりだ。
 他に母乳ゾンビの大きな変更点としては、あそこの具合の違う3種に分けた事が挙げられる。
 スライムの特性を生かしてうねりまくる上級、蠢くミミズ千本の中級、普通のミミズ千本の下級の3種だ。
 下級は現状のゾンビベースの美女ゾンビと入れ替わる形で浅い階層に、中級は深い階層に、上級はまだ作成予定しか立てていないより深い階層に配置する。

 上級はうねりまくると言っても、以前俺が抱いた奴よりはだいぶ控え目にしている。

 ちなみに二段変化ゾンビの場合はというと、うねったかと思えばしゃぶりつくように蠢くなど、変化に富んでいて決して慣れさせてくれない。
 気持ち良すぎて幸せすぎて死んでもいいというか、気持ち良すぎて死にかねないほど気持ちいい。
 えがったなあ、と俺は8日間だけ体験した幸せすぎる地獄に思いを馳せた。

 まあ、彼女ら二段変化ゾンビとの情交は、それ専用の特殊フロアを作るまではお預けだ。
とは言え、その時まで封印保管するのは手間だし、あまりにももったいない。
そう、あまりにももったいない。大事なことなので2回言いました。
てなわけで、二段変化ゾンビたちは現在、俺の忠実なるメイドとして働いてもらっている。
もちろん掃除洗濯だけでなく、あっちのほうでもお世話になってるよ!
美女ゾンビ、母乳ゾンビを上回る性能力と回復能力を持つ危険な二段変化ゾンビたちだが、俺は連中の創造主。
暴走しないようにしっかりと調ky・・・もとい、しつk・・・じゃない、教育しておいた。
幸い、二段変化ゾンビたちは言葉を理解するだけの知能がある。
言うことを聞けばエサ(精液)を与えること、そして逆に言うことを聞かないと封印されてひもじい思いをすることをちゃんと理解してくれた?
そのやり方については絶対言うつもりはないけどね!
ちなみに最初に作った美女ゾンビと母乳ゾンビも記念すべき第1号ということで、それぞれ俺の元で働いてもらっている。
頭があんまりにも弱いんで、性欲処理のペット兼家畜奴隷とゆー立場であるが。
自分でもあれかなーとは思ったけど、2人とも幸せそうなのでこれでよしとしています。
ま、いろいろあったけど、こうして俺のダンジョン経営は無事軌道に乗ることができた。
後は適当に侵入者を間引きつつ、快適なハーレム性活を送ろうと思ったんだけど。
やっぱりダンジョン経営はそんな簡単なものではなかった。
ある日のこと。二段変化ゾンビにご褒美の精液をプレゼントしていると、インテリジェンススペルブックのアドがある問題を報告しにやってきたのだ。
無機物系の魔物とは言え、ちょっと空気を読めよなと愚痴る俺にアドはこう言った。

『マスター。侵入者撃退用のアンデッドモンスターたちがレベルアップし、進化を始めまシタ。
 このままでは瘴気濃度が変化し、ダンジョン維持に支障が出る恐れがありマス。
 指示をお願いいたしマス』
「・・・はいぃ?」

後に知ったことだが、モンスターもRPGみたいにある程度経験を積むと、成長して別のモンスターになるらしい。
しかもここは『淫屍の迷宮』。当然進化したモンスターもフツーに成長するはずもなかったのだった。

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