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巨乳美女王国、3人のお姫様
官能リレー小説 - ファンタジー系

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巨乳美女王国、3人のお姫様 13

「要するに森と洞窟に部隊を投入したいのね?」
「いい案はあるかい?」
「殿下は人々の恐怖を取り除く事で、リーダーシップと評判を得ておきたい。そうよね?」
「これまで出来なかったことを行って成功すれば、確実に支持を得られる。
みんなが僕を実質的な王と認める。幸先良いスタートで改革にも弾みがかかるぞ」
「これだから、男は…まだ軍制の改革にすら着手してないのよ。近世レベルの火器どころか
王立造兵廠もまだ。こんな古臭い派手なだけの兵隊だけで何ができるの?
おまけに数も少ない。まだ民衆の暴動のほうが力強いわ」
ミユキは役人から聞き取った範囲でこの国の現状を語り、僕の発想を無謀だと断じる。
「他所から来た大臣が、我が国の軍を愚弄するつもりですか!」
「悪いが、フローラこそ控えるべきだ。僕等がいた世界のほうが時の流れが早い。
大きな戦争が何度も起きていて兵器も発達している。空では飛空船よりも早い乗り物が
たくさん使われるし、鋼鉄の城とも呼ばれる船や海に潜れる船も作られてるし、
こんな城が一発で吹き飛んだり、街一つがまるごと火の海になったりした事もある。女子供も例外じゃない」
「なんて…恐ろしい!」
「騎士道は…無いのですか?」
僕が世界大戦について象徴的な兵器の存在や被害を伝えると三人の嫁は動揺する。
「人と装備や組織を作り上げるにはお金と時間が必要なのよ。国力が求められるの
でも、この国にも洗練された道具がある」
「そうだ、ゴーレムについて詳しく教えて欲しい」
「石か肉で出来てる」
「一日中立ってても疲れないの。力も強いわ」
僕とミユキがこの国にある飛空船と並ぶ独自のものに興味を示すが、
フローラとレナは僕達でも分かるような答しか返さない。
彼女達はおそらく作物の値段や物がどうやって作られるかなど知らないのだろう。
「ストーンゴーレムは石から、フレッシュゴーレムは、罪人や捕虜の死体が材料です」
「死体って」
「まるでゾンビじゃん」
ファリスの説明に、今度は僕達が驚く。
「材料だけ聞けば支出は少なくて済みそうで良いわね。死体が材料になるっていうのは微妙だけど」
「実質、人的被害が出ない戦力はありがたいけど、仮に全力投入するとした場合、数はどれ位用意出来るのかな?」
「戦いは数っていうけど、ある程度の実力、質も必要よ。というか、敵の種族やら数やらが分からなきゃ必要な戦力を算出出来ないわ」
「そう言えばレナの話だと、山賊やモンスターが居るとか居ないとかって不鮮明な話だったな」
「やっぱり私は反対よ。将来的には兎も角、今すぐやるべき事では無いわね」
「でも、放置しておく訳には……」
「まあ、野放しにしておくのは権威的にもよろしく無いし、攻略出来れば殿下や私の名も上がるけど、今すぐは無理よ」
「流石にそう上手くはいかないか………」
「『敵を知り己を知れば百戦殆うからず』とは言うけれど、敵どころか、己…というか味方の事も良く分かってない無い状況なのよ。
駒の能力も知らない。実は数も足りない。で、チェスや将棋は出来ないでしょ?」
「ごもっとも」
「其処に住む山賊やモンスター等からの被害が酷いとかならまだしも、極端な話、不気味なだけで放置しておいても実害は無いんですよね?」
ミユキがファリスに尋ねる。
「ええ。近づかないのであれば特には」
「なら今は止めておきましょう。下手に藪をつついて、蛇どころか龍が出て来たりしたら目も当てられないわ。それこそ今後に深刻な打撃になりかねないわ」
「はあ、歯痒いな」
悔しいが先送りにするしかなさそうだな。
「先ずは出来る事から着実にやりましょう。少なくとも何が、どれ位居るのかもハッキリしないんじゃ作戦を立てようも無いわ」
「なら、少しづつ調査をするか」
「そうね、無理をせず少しづつ情報は集めましょう。いつかは、すべき時が来るかもしれないわ」
会議が終わりその夜、ミユキにお風呂にいっしょに入ろうと誘われた。
「ここのお風呂すごくきれいで広いんだよ。一緒に、入らない。」
「いいよ。でも、それってミユキの裸を見ることになるんだよな?」
「私は平気よ。」
中に入ると、脱衣所も当然広かった。
ミユキと僕は美人のメイドさんたちに服を脱ぐのを手伝ってもらった。ミユキはドレスだから脱ぐのに時間がかかっていた。

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