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おてんば姫、ファニーの冒険
官能リレー小説 - ファンタジー系

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おてんば姫、ファニーの冒険 11

「何とまあ、自分で用意した道具にこうまでされるとは、私もまだまだ甘い」
血を吹き出しながらも、それでも逃げようと後ずさりするダス・ライヒ。
『まだ動けるとは、貴様も只者ではないな』
「お褒めに預かり光栄でございます女神様、ですがさすがにこのままではまずいので逃げさせてもらいます」
そう言うやいなや、後ろの壁をポンと叩くと、天井から激しい光が降り注いだ。
『クッ』
ミネルバが目を閉じると同時に、ダス・ライヒたちは逃げ出した。
逃げるのを見届けるとミネルバはじっとその場に立ち尽くし、動きを止めた。そして剣を手にしたまま目を閉じる。

・・・・ヴン・・・・・・

あれ・・・・わたし・・・?

ファニーの心の中で彼女自身の意識が浮かび上がってゆく。そして少しずつ先ほどのことを思い出していた。
「にがい・・・・。」

‶お気づきですか。
え?
‶私です。あなたの持つその剣です。
その声は彼女の心に直接語りかけていた。
口の中に苦い味が残り、魔物のペ○スを舐めさせられた屈辱感が心の中にわだかまる中その剣は語りかけてきて、さすがに驚いた。
「あ、あなたは?」
‶我が名はミネルバ。あなたの持つ剣です。我が名は聞いたことがあると思いますわよ?
「ミネルバって、確か伝説の神剣の1つでは・・・。」
‶そう、我は500年ほど前に魔族を追い払った神剣の一つ。目を覚ましてみれば持ち主は妙な魔族に操られていたので口を挟ませていただきました。暫くはあなたと行動を共にさせていただきます。
「一体どうしてあなたがそんなところに?」
‶詳しい説明はあと。すぐにここを出ましょう。

「ええ。」
戦女神ミネルバの剣を差し、急ぎ駆け出す。幸いその部屋は余り奥ではなくファニーはすぐに外に出ることが出来た。

その頃露店にいたティーエとアンナ。
「姫様遅いですね。」
「はい。アンナ、更衣室を見てきてください。」
「はい。」
早速更衣室へ向かう。そこへ。
「あ、こんなところにいた。アンナ、ティーエ!」
「え?!」
「あれ?」
腰に剣を下げたファニーだった。
「姫様こそどちらに?あの中で着替えてらしたのではなかったのですか?」

「う、うんちょとね・・・」
ファニーは先ほどの出来事をアンナに話そうとしたが、自分が男のペニスを舐めさせられたなどと、いくら親しくても恥ずかしくて、そのまま話すことなどできなかった。
そこで、その部分を抜かして話すことにした。
「そんなことがあったんですか、どうして一人でそんなところへ行ったんですか」
当然のことながら、アンナはものすごく怒った。
ティーエも難しい顔をしている。

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