PiPi's World 投稿小説

便女当番-投稿-

部屋の中央に長机が六つ、長方形に置かれ、総勢八人の男女がイスに座っている。
「やあ」
黒板側の机を使っている三年生男子…昼休みに会った生徒会長が声をかけてくる。
「いらっしゃい。歓迎するよ、矢住 健人くん、矢住 愛美さん」
「お二人とも、立ち話もなんですから」
生徒会長に続いて声をかけたのは、その隣に座る、会長によく似た顔立ちと縦ロールした栗色の髪を合わせ持つ美少女だ。おそらく、田中の言ってた副会長…会長の妹なんだろう。
彼女は空いているニ席の一つ…自分の黒板側と対になってる掲示板側の席をにこやかに指し示す。
「そこのイスに座ってくださいまし」

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