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学園の牝
官能リレー小説 - 学園物

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学園の牝 80

しかも妻を奴隷として扱うことを極端に嫌っていて、まずお目にかかれないくらいの待遇を受けている。
悠の母はいつもそこまでしなくていいと言っているのだが、それだけは聞けないと頑として受け付けない。
そんな父親に育てられたのだ。
悠が愛情第一に考えるようになったのも当然のことだろう。
・・・しかし、このままでは真たちが壊れるのが先か、自分が壊れるのが先かを待つしかない。
悠は考え付かれるほどに考えに考え抜いた末にひとつの結論を出した。

「・・・藤島先生たちのところに行ってくる」
「「えっ!?」」

その言葉に静と沙絵が驚きの声を上げる。
悠に全てを任せている真に驚いた様子はまるでない。

「ちょ・・・ご主人様!?
 な、なんで先生のとこなんて行くんですか!?
 特例を認めてもらうにはあの2人を専用奴隷にしないといけないんですよ!?
 それでもいいんですか?」
「そ、そうだよ、悠ちゃん!
 わ、私たちのことを気にしているなら平気だから!!」

特例反対の静と、悠と離れたくない沙絵が必死になって悠を引きとめようとする。
しかし悠は首を横に振った。

「ダメだよ。ぼくは沙絵ちゃんたちを苦しませたくないんだ。
 それに藤島先生のところに行くのは別に先生を抱きに行くからじゃない」
「じゃ、じゃあ何しに?」
「・・・確かめたいんだ。
 先生たちがホントにぼくのことを好きになっているのかを」

そういう悠の瞳には強い意志が宿っている。
いくら気の強い静と言えど、家畜奴隷を自認する以上は主人の意思を無視することはできない。
それは気の小さい沙絵にも同じことだった。
結局2人は引き止めることはできず、悠は珠美の気持ちを確かめるべく、職員室へと向かっていった。
職員室に行こうと部屋を出た直後…悠は玲緒奈と出会った。
「おはようございます、悠様…」
優雅な挨拶をしてくる玲緒奈に悠は疑問をぶつけて見る事にした。
「おはよう、玲緒奈…玲緒奈って肉便器をしていたって話だけど嫌じゃ無かったの?」
「良いも悪いも御座いませんわ、鷹栖家の女性たる者の通らねばならない道ですもの……わたくし達は貞操帯を着けて肉便器となりますが、意中の殿方に出会えば、外して身を任せても良い事になっておりますの…」

そう言う玲緒奈の微笑みには一点の曇りも無い。
「肉便器をしていて意中の殿方はいませんでしたが…学校で幾度かお見掛けした悠様…悠様は年下と聞いておりましたが…わたくし初めて心ときめくモノを感じましたわ…この方の奴隷になれればと、心憎からず思っておりましたわ…」
悠は玲緒奈の言葉を聞きながら考えた。
だが、自分の魅力を知らない悠にとっては、彼女が悠に行為を寄せる理由が解らない。

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