PiPi's World 投稿小説

学園の牝
官能リレー小説 - 学園物

の最初へ
 65
 67
の最後へ

学園の牝 67

実際、静自体も悠をご主人様として立派に育てる事に情熱を燃やしているのも珠美には見てとれた。

…ひとまず珠美は色々思いながらも学年主任に話してみた。
学年主任も珠美の先輩で、そうやってご主人様を育てたベテラン教師である。
学年主任は、色々な資料に目を通しながら悠の件を検討する。
「少なくとも申請許可を取る為には、教師が立ち会うと書類には書かないといけないと思うわ…男性の『過度なつまみ食い』防止の意味で若い子には適応してない訳だし…」

そう言った学年主任は珠美に向かってこんな風に言う。
「桐生君の件は…教師を彼が牝奴隷にすると言うなら申請を出すわ…丁度いいし、彼が同意するなら、藤島先生…貴女がやってみればどうかしら?」
驚き巨大な胸に手を当てて考える珠美…ご主人様や若い牝奴隷を育成したいと思っていた珠美にとっては願ってもない話なのだが…
問題は多々あるし…もう一度、悠と彼の奴隷達と面談する必要を珠美は感じたのだった。

悠達四人を並べて四人を見る。
そして珠美が見定めるとゆっくりと喋り始める。
「貴方達の要望は分かりました」
「はい…」
「そして試験を行うかどうかの判断として…」
珠美の続く言葉に静を除く三人は静かに聞き耳をたてる。
そして静は複雑な表情をしていた。
(何か嫌な予感がするわ…)
そして静の予想通りの展開となる。
「桐生君は私とやってもらいます」
「「「えぇぇぇ!!」」」
珠美の言葉に静を除く三人は不満そうな声を出し、静も頭をうだなれていた。
「静かにしなさい!それと桐生君。
 あなたには私のほかに、生徒会からも代表1名とやっていただきます」
「「「ええええぇぇぇっ!?」」」

悠たちはたまらず非難の声を上げる。
一方の静はこの事態を予測できたようで、安心とも落胆ともつかない複雑そうな表情をしている。
それはそうだろう。
この試験をパスしてしまえば事実上、悠は専用奴隷を増やせなくなる。
そうなれば自分の子猫たちの飼い主探しが大変だし、何より悠をご主人様らしくする計画が難しくなる。
とは言え、教師と生徒会の人間を専用奴隷にできるチャンスを不意にするのも惜しすぎる。
麻生静18歳。自称家畜奴隷のジレンマであった。
もっとも、欲のない悠たちがそんなことに気づくはずもなく・・・ただひたすら珠美の理不尽な提案にブーイングしていた。

「静かにしなさい!
 そんなにイヤなら全部なかったことにしてもいいのよ!?」

珠美の一言に、静をのぞく悠たち3人はぐっ・・・と押し黙る。

SNSでこの小説を紹介

学園物の他のリレー小説

こちらから小説を探す