学園の牝 48
「それじゃ一回寮に戻るから、通夜と葬式が決まったら連絡をしてくれ」
「分かりました敬一様」
敬一は母達に告げると一端寮に戻る事にした。
これから母達や妹を奴隷にするにしても手続きが必要だし、母達や妹を奴隷にするには学院内から奴隷を三人選ばねばならないからだ。
しかし敬一は寮に戻る途中ジレンマに陥っていた。
今までのように奴隷を悠長に選ぶ事が出来ないからだ。
しかしだからといって急ぐ為に妥協して自分に合わない奴隷なぞ取りたくない!
敬一は理想と現状で悩んでいた…
その時、急にあの木野姉妹が頭に浮かぶ。
“そうだな…こんなもやもやな気分なのも何だから、あいつらに会って一回抜いて貰おう”
そう思うといてもたってもいられず寮へと歩を進めた。
敬一は寮に戻った後、すぐさまあの姉妹のいるトイレへと向かう。
そしてトイレの前に着くとおもむろに扉を開ける。
しかし…
「えっ…お前は…」
敬一は中の人を見て驚いてしまう。
何故ならトイレには、あの姉妹ではなく何故か両手が自由になっている他の肉便器がいたのだ。
だが敬一が驚いてしまったのはその肉便器の容姿であった。
それは顔が木野姉妹とほぼ同じなのに胸がデカすぎるのだ。
“こいつ誰だ…あの双子とそっくりなのに異常にデカい胸は…”
そのデカい胸で木野姉妹とは別人と分かるがその顔立ちがそっくりなので敬一は変な気持ちになってしまってた。
すると肉便器が足枷され不自由な脚をたたみ三つ指ついて双子とは気持ち低い声で敬一に頼み始める。
「すいません…どうか私に精液を…」
と肉便器の潤んだ目で敬一を見詰めていると敬一は木野姉妹の時と同じ気分になってしまってた。
“何だ…この気持ち…あの双子と初めて会った時と同じではないか…取り敢えず今日の状況を聴かなければ”
敬一はそう思うと肉便器に話し始める。
「おい、何時もは木野と言う双子の肉便器がいるはずでは」
「えっ!何で妹の事を…」
肉便器の発した言葉に敬一はこの肉便器が誰なのか理解した。
「じゃお前は双子が言っていた姉か…確か詩衣奈と言う…」
「えっ…は、はいそうですが…何故私の名前を…」
「あぁ、二人から聞いてたからな」
「そうでしたか…」
詩衣奈は敬一の言葉に静かに頷いていた。
「しかし何で今日はアイツらじゃなくて、姉のおまえがここにいるんだ?」
「あのコたちは健康診断に出ています。
私はその代理としてまいりました」
詩衣奈の言葉に、敬一はしまったと言わんばかりの表情を浮かべる。
亜以羅と由宇希がそんなことを言っていたのを今さらながらに思い出したのだ。
「あの・・・。もしかして、妹たちはそのことをお伝えしていませんでしたか?」
敬一の様子に、詩衣奈は妹たちが粗相をしでかしたのかと思ったらしい。
不安げな表情で尋ねてきた。