PiPi's World 投稿小説

朝、目が覚めると………
官能リレー小説 - 学園物

の最初へ
 43
 45
の最後へ

朝、目が覚めると……… 45

「ふふふっ……それじゃあ実体化の材料集めないとね!……何がいいかなぁ〜……あっ!、お隣は蓮ちゃんの家があったわね〜……早速行ってみましょ」

ーーーーーーーーー

「帝の……バカヤローッ!!」
蓮の部屋に置いてある人型サンドバック、加藤君が凄まじい音をたてて揺れる。
因みに何故加藤君なのかは謎である。
揺らしたのは爪先立ちした軸足を回転させ、体重とスピードを乗せた蓮のムエタイ仕込みのローキック。
因みに何故ムエタイなのかも謎である。
小さな身体、本当に小学生並みの蓮のキックだが、実の所バットを折りかねない破壊力……そんな蹴りを忠実なシモベである加藤君は無言で耐えていた。
「小学生並みは余計よっ!!……巨乳がなんだーっ!、乳が全てかバカヤローッ!!」
今度は加藤君の顎(らしき所)にスナップの利いたロシアンフック……はい、当然これも謎な訳で……
蓮さん、相当荒れてます。
文句一つ言わず揺れる加藤君を睨みながら肩で息をする蓮……
「あらぁ、蓮ちゃんだいぶご機嫌斜めかしら?」
声に振り返ってみると、姿写しの鏡の中で手を振る美女。当然、蓮はこれでもかと言う程非友好的な視線を向ける。
「何しにきたのよ、エロ女!」
「ふふふっ、お子ちゃまには大人のセクシーな魅力は分からないのかしら?」
余裕でこれ見よがしに胸を誇示するフレイと、ワナワナと拳を震わす蓮。
「……用がないから出て行って」
ぼすっと八つ当たり的に蓮は加藤君に裏拳を入れる。
フレイはそんな蓮を楽しそうに見ていた。
「ふふふっ、つれないわねぇ蓮ちゃんは……ここに来たのは取引の為よ」
「取引?……まさか命と引き換えとか言うんじゃないでしょうね」
ちっちっちと人差し指を振るフレイ。勿論、胸を強調するのを忘れない。
「まさか、命じゃないわよ……蓮ちゃん、今生理中でしょ?……その血が欲しいの」
「で……そんな物で何する訳?、それに交換条件は?」
「理由は今言えないけど……交換条件は胸を大きくしてあげるわ……Dカップでどう?」
そう言いながら、蓮の胸(推定Aカップ)を指差すフレイ。
蓮は自分の胸をしげしげと見る。たしかに胸はお世辞には言えない程ない。以前から留奈や飛鳥のような巨乳じゃなくても、中学生の真由の胸にも及ばないのが悔しかった。
整った顔の美少女なのに、体のコンプレックスが蓮を男顔負けの性格にしたのだが…
「ほんとうに胸を大きくできるの?」
「嘘は言わないわ。…条件を飲んでくれたらね」

SNSでこの小説を紹介

学園物の他のリレー小説

こちらから小説を探す