学園の牝 24
正直に話したところで信用してくれるかどうか・・・。
そのうち敬一は考えるのがめんどくさくなってきた。
なぜ自分が肉便器2人のために苦労しなければならない?
そう思ったのだ。
(・・・そうだ。どうせならこいつらを囲っちまおう。
説明する手間も省けるし、たまったときのガス抜きの道具だと思えば・・・)
そうと決まれば。敬一は早速、考えを行動に移した。
「おい、おまえら。名前は?」
「は?」
「『は?』じゃねえ、名前を聞いてんだよっ」
「き、木野由宇です」
「木野亜以です」
動揺しながらも答える2人。
性欲処理の道具でしかない肉便器の名前を聞かれるとは思いもしなかったからだが、そんなこと敬一の知ったことではない。
「アイにユウ、だな?・・・よし、おまえら。
さっきのことバラされたくなかったら俺のオモチャになれ」
「「え?」」
「たまに遊びに来てやるから、そのたびに俺を満足させろっつってんだよ、バカ!
俺を満足させられなかったり、俺以外の男を優先したりしたら迷わずチクるからな」
「・・・!?」
それは何とも奇妙な要求だった。
2人にしてみれば定期的に食事にありつけるまたとないチャンス。
しかもデメリットは何もない。
あまりにオイシすぎて返って怪しいくらいだ。
「あ、あの・・・要求はそれだけですか?」
しっかり者の由宇でさえ、思わず聞き返してしまったほどだ。
「あん?まだ何か注文してほしいのか?」
「い、いえ・・・」
「・・・いや待て!まだ、あったな」
「「な、何でしょう?」」
しまった、という思いを抑えて答える亜以と由宇。
しかし返ってきた要求は、これまた変な要求。
「おまえら見分けがつかねえから目印かなんかつけろ。
それとおまえ!」
敬一は由宇と名乗った少女に顔を向ける。
「は、はい!?」
「確かユウ・・・とか言ったな。
俺の知り合いと名前被ってるから、何か他の名前考えとけ!」
「は、はいっ!?」
「要求は以上だ。文句はねえな?」
ない。あるわけがない。
首をしきりに横に振る2人を見て、敬一は満足げに笑う。
「よし!そんじゃ早速コレをしゃぶってもらおうか。
しっかり俺らを満足させろよ!」
双子は言いようのない不安を感じながらも、とりあえずふって湧いた食事にしゃぶりつくのであった。
その頃、浩二は・・・。