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学園の牝
官能リレー小説 - 学園物

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学園の牝 145

珠美はちょっと考え込むとある提案を持ちかけた。

「じゃあこうしたらどう?
 家の外では奴隷として扱い、家の中では家族として扱うの。
 あなたはご主人様なんだから家族と奴隷2つの立場を選ぶって言うのもありだと思うの」

その言葉に敬一はなるほど、と納得する。
確かに自分はあの6人のご主人様であり、家族だ。
どちらか一方であるわけではない。
目から鱗の発案に、敬一の悩みは霧のように晴れていった。
悩みがなくなれば話は早い。
敬一の頭の中で家族奴隷たちへの対応が急速に組み立てられていく。

「なるほど。確かにそれはいいアイデアですね。
 それじゃ早速アイツらに話してきます。
 相談に乗ってくださり、ありがとうございました」
「いいのよ。せっかくの専用奴隷を手に入れたんだから、みんなと仲良くね?」
「はいっ」

敬一は珠美に礼を言うと、職員室を後にした。
職員室の外では家族となった専用奴隷4人が敬一の到着を待ちわびていた。
早く自分の考えを敬一はゆっくり話し合える場所に行こうと、4人を連れて早足で教室に戻る。
敬一のご主人様人生の第1歩が、ようやく踏み出された瞬間であった。


――――

「ええっ!?衣服の自由は家の中だけなんですか、敬一様っ!」

教室に戻り、敬一は自分の考えをみなに伝えると、木野3姉妹から驚きとも落胆とも取れる声が上がった。
この学校に来てから長らく全裸生活を送っていた彼女たちだ、それが禁止とあってはそれなりにショックなのだろう。
しかし敬一はここは譲れないとばかりに聞き間違いがないことをみなに伝える。

「ああ。基本的に家の中では衣服の着用は自由。
 だけど来客への応対や外出のときは必ず衣服は着てもらう」
「うう、でもでも敬一様っ。
 私たち、服を着ているとなかなか落ち着かないんですよぅ」

あきらめきれない由宇希は一縷の望みを託して懇願する。
詩衣奈と咲美は主人の意向に従うつもりらしいが、亜以羅も由宇希と同じ気持ちのようだ。
いくら肉便器生活が長いとは言え、こうも全裸になりたがるとは・・・露出癖にでも目覚めてしまったのだろうか?
だが敬一は双子の意見をぴしゃりと切って捨てた。

「慣れない衣服でお前たちが落ち着かないと言うのはわかる。
 でもお前たちはオレの専用奴隷であり、オレの家族だ。
 オレの家族になる以上は、3人とも咲美のような隷嬢を目指してがんばってほしいと思う」
「や・・・やだ、お兄様っ・・・(///)」

自分を目標にしろと言われて、咲美は大いに戸惑い、照れる。
奴隷として家族として、これ以上の賛美はないだろう。
木野3姉妹も自分たちを単なる奴隷以上に大事に思っているとなれば、異論があろうはずもない。
双子もしぶしぶながら敬一の意見に従うことにした。

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