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女嫌いが女になったら
官能リレー小説 - 学園物

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女嫌いが女になったら 15

『観念しなさい、数世。』

『そうですよ、避けては通れないんですから。』

『数世ちゃん、一緒に着替えようよ〜♪』

『そうだよマイスウィートハニー♪その煌めく肢体を僕の・・・』

ドゲシッ!!ガスッ!!

『ひでぶ!!』

『何で貴方がここに居るんですかー!!!』

俺を宥める声の中に変なのが混ざっていたが、連続蹴りで撃退。

はあ、はあ・・・。しかし、逃げられないかぁ・・・やはり。

♪キーンコーンカンコンカンカカカカン〜

無情にも独特のチャイムが鳴り響き、俺の逃げ道を塞いだのだった。
 
『小百合、弘美。危なくなったら助けてね。』

あらかじめそう助けを求めておき、渋々体育館横の更衣室へ移動。体操服へと着替えるべく、いざ禁断の地へ〜!

ガチャリ。

『『『『あ〜♪数世ちゃ〜んっ♪♪』』』』

『はわぁ〜〜〜っ!!』

ドアを開けた途端、既に着替えを始めていた女生徒達に引き込まれ、揉みくちゃにされてしまう。

ああ・・・良い香りが・・・はは・・・綺麗な川が・・・。あっ、誰かが呼んでる。あはは〜今行くよ〜・・・♪

『『・・・って、逝くなぁ!!数世ぉ〜〜!!!』』
 
保健室(笑)
『身長は……ね。じゃあ次は体重測定の方に移動して』
俺は小百合達とともに身体測定と健康診断のため保健室に集合していた。体操服を着た女子が体重計の前で上着を脱いで上半身下着姿になっている。色とりどりのブラ…中には寄せ胸ブラを着ている子もいる。普通の男なら、この光景を見たとしたら、興奮のあまり鼻血を出していたかもしれない。
『数世って、たしかこの間更衣室で気絶していたよねぇ。毎度気絶して大丈夫?』
『うるさい。もぉ、何だって…』
目の前の小百合は下着姿。…ちなみに俺もだ。
結局あの後、俺はいつの間にか着替えを終えていた。
目が覚めた時、何故か小百合と弘美はニタニタしていたけど・・
『小百合に弘美。あの後私に何をしたのよ?』
『『別に…ねぇ〜♪』』
二人の会話がハモる。くそ〜絶対に後で聞いてやる。
周りで交わされている会話は次の健康診断の事を言っているようだ。やれ、変態医者がどうのこうのという言っているような気もする。それに今の俺はとてもその事を気にしている余裕はない。なぜなら、そう…周りの視線が皆、俺の方に向いていたからだ。
その視線に俺は背中に冷たいモノが流れるのを感じていた。

その頃、体育館……
同時刻、男子の身体測定は体育館で行われていた。
勿論、身体的にかなり貧弱な伸一郎もいたが、彼は後ろの方で携帯をいじっていた。
「ふんふん……保健室、防犯カメラの動きがおかしいね……それに盗撮カメラが、7つっと……早速潰しておくかな……」
因みに、伸一郎が情報を得ているのは、学校のセキュリティーだけじゃなく、遥か上空にある軍事衛星から……伸一郎は楽しそうに携帯を操作し、カメラを次々と沈黙させていった。

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