催眠孕ませ女学校 2
「フフフフ・・・・」
『ご機嫌だナ兄弟・・・』
その光景を見ながら、原村拓摩が彼が作り上げた狂気の王国の玉座で楽しそうに笑っていると、何所からとも無く彼にしか聞こえない不気味な声が聞こえて来た。
「ああアンタか・・・久しぶりだな三か月振りぐらいか?」
だが、原村拓摩は特に怯えることも無くその声に応じる。
『ひひひ・・・スマネエなオレみてエナ下っ端悪魔は、貧乏暇無しッテ奴でね・・・あんタミたいなスコブル優秀な契約者の事は、ツイツイ後回しになっチマうのさ・・・ヒヒひヒ』
「フン」
原村拓摩はその言葉に面白くも無さそうに鼻を鳴らす。
『ソレニしても大した鬼畜野郎だな・・・オレが力をやったとは言えわずか一年で学校中の女を奴隷にし、孕まセルとわな・・・』
「失礼だな・・・俺が抱くのは、飽く迄美人ダケだよ・・・ブスの女なんぞチンポも立たねえよ」
『おおスマネエスマネエなにせオレタチトお前ら人間とジャ美的感覚が違うんデナ・・・まあオレはお前サンガ契約を真面目に実行シテクレテリャもんくはネエんだ』
悪魔は拓摩の機嫌を取るような声で語りかける。
「フン!!女共に俺の子を二千人産ませるだったか・・・お前何で俺にそんな事させたいんだ?」
『オッと!!ソリャ聞かない約束だぜ兄弟!!ソレニ別にドウでもイイ事ジャないか・・・オマエハ世界に復讐シタインダロウ?その捻じ曲ガッタ心がキニイッたからオレはお前に力をクレテやったんだぜ・・・ソレとも怖くナッタノカ?』
悪魔はからかう様な声を出す。
「ハッまさか!!」
『ソリャけっこう・・・ジャアな兄弟!!またイズレ会いにクルゼ』
その言葉を最後に声は聞こえなくなった。
「フン!!何時もながら唐突な奴だ・・・」
そう言うと拓摩は、悪魔と出会いこの力を与えられた時の事を思い出していた。
「死ね!!この変態野郎!!」
髪をツインテールに纏めた気の強そうな少女が、金属製のバットで男を殴っていた。
『ボコ!!』
(くッ!!この女無茶苦茶やりやがって!!)
男の名は原村拓摩、今年で17歳に成る高校生で、美少女の盗撮を趣味にしている。
ここ大捏女学校は、古くからの名門校で、日本のみならず世界各国からも、上流階級の少女たちが入学してくるため、拓摩にとっては、絶好の撮影スポットだった。
これまでも拓摩は幾度となく相棒であるカメラと美少女たちの撮影に成功してきた。
しかし、幾度かの成功が拓摩の心に油断を誘い。
遂に今日些細なミスから運悪く盗撮現場を発見され、複数の少女からリンチを受けていた。
「キモインだよこの変態!!」
「死ね!!この下種野郎!!」
「お前に生きてる価値はネ〜ンだよ!!」
少女たちは、口々に拓摩に罵声を浴びせながら、棒やバットを振り下ろしていく。
「すいません!!すいません!!もう許して下さい!!」
拓磨は涙で顔をグチャグチャにしながら、亀のように丸くなり、憐れみを誘う声で許しを請う。
「ハッ!!許す分け無いでしょ!!この犯罪者!!私のパパは、警視総監なんだから!!あんたみたいな社会のゴミは、一生牢獄に打ち込まれてればいいのよ!!」
その言葉を聞いた拓磨は必死で頭を下げ言う。
「え!!お願いです!!警察に訴えるのだけは、勘弁して下さい!!」
だが、少女は嘲るようにバットを思いっ切り振り下ろす。
「ハッ!!許すかバ〜カ!!」
渾身の力で振り下ろされたバットに頭を殴られ、次の瞬間拓磨の意識はブラックアウトした。
彼が意識を取り戻した時病室の天井に悪魔がいた。
「オメエフクシュウをしたいか?」
「???」
「オマエホンライナラ地獄にいくのだが魔波ヲカンジた」
「魔波?」
「ゴクマレニヨ人間のコシマナオモイガ悪魔に届くのさ、ここまででかいモノはオレも初めて感じた。上司もこんなオオキナモノは数百年ぶりだ……見込んで頼みがある」
「?」
「お前のチヲ持つ子供を二千人用意しろ……報酬は魂を人から悪魔にしてやる」
流石に幻覚と思えてきたが悪魔が言う。
「これは現実だぜ」