その試合は30分時間切れで終わった。メインイベントで事件が起こった。坂本清美対寺泉裕美のシングルマッチでの事だ。開始して5分経過のアナウンスが会場に流れた直後乱入した琴島たちが清美を襲い始めた。
もともと他の4派閥のリーダーは奴隷たちが対抗戦するのは良いが自分たちが戦う事をほとんど拒否していた。清美先輩を助けに入ったのは　総合世界チャンピオンとの試合をするために達川先輩から世界王座を取られてから一度は優香先輩と世界ダックを取ったが優香先輩の引退のために返上して、かねてから対戦を希望していた。総合格闘技での世界一強い女アメリカのステーシーギャルドスと戦うためにリングを離れていた。
和田薫だった。アメリカでステーシーギャルドスを3分55秒スリーパーホールドでギブアップ勝ちをして世界一強い女になった和田と元柔道70キロ級オリンピック金メダリストのフランス人ダリアードである。ダリアードは、異種格闘技戦を達川先輩として敗れた。その後現役引退してプロレスラーになった。達川社長は、アメリカに居た二人を呼び戻した。二人ともかなりのSだ。友好的な彩子お姉様と清美先輩と連合させる事が目的だ。
派閥は6つから8つになり清美先輩と私たちとダリアード軍と和田薫の連合軍対琴島＆寺泉たちとの対抗戦になった。富松は和田が嫌いである。和田は歴代二番目の速さで世界チャンピオンになったが富松はやっとなった。華がある和田に嫉妬している。
そのおかげで対抗戦は更にヒートアップし…このシリーズは大盛況で終盤まで来たのだ。

この後半戦の始まりで、私達には注目のカードがある。
６人タッグの次期挑戦者を決める為の対戦がいくつか組まれていた。
彩子お姉様にとっても、願ってもないチャンスだった。