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異世界でハーレム生活希望します
官能リレー小説 - ハーレム

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異世界でハーレム生活希望します 79

「ライザさん、魔力切れで寝てる花嫁になったりしませんよね?」
リゼットは俺に真顔で言って見つめてきた。
「ライザさんを消滅しなくするのは、うれしい。でも、あたしのリリアちゃんがとられちゃうのは嫌」
クリスがソファーで隣に腕にくっついてそう言った。
カロリーナは気づいているだろう。
ライザの転生前、ライラという名で魔銃という能力を使う狙撃手として活躍した女騎士の花嫁だったことに。
大量の食糧や薬草を魔法のバックで早駆けの能力で、各地の村に配布したこともある。
ライザ本人は自覚してないだろうが、転生前の記憶の影響で、今は行商人をしてるのだろう。
悪党どもが麻薬で村人たちを支配しかけていたのを、麻薬を無効化する解毒の薬草を使ったサンドイッチを配給してやった。
そのとき、赤髪の女騎士ライラが悪党どもを討伐する活躍した。
「彼女の潜在能力は高い、転生前の記憶が戻ることがあればなおさらのこと。眠ったままの人形にはならない」
「転生前のライラは、美人の女剣士の恋人がいた。その恋人エステールは、今は女騎士ファリエールとして転生している。クリスティーナ、ライザの片思いの相手はな、騎士ファリエールなのた。御主人様やリゼットではない」
カロリーナがふたりを説得する。
さすが俺の参謀嫁。
「私の手紙を読んで、彼女が覇王の花嫁になろうと決断するのか、このまま人生を消滅で終えるかは、こちらが勝手に決めることではない。しかし、ライザのことを御主人様がどうしても計画に必要な人物だとおっしゃるのであれば罠にかけてでも」
「カロリーナさん、俺はむりやりライザを覇王の花嫁にするつもりはないよ」
「千年前の厄災な竜は、転生前の女王だった御主人様が撃退したのですが、この世界で人間の消滅が続いています。人間の魔力を偽の覇王が奪取した以外にも、ずっとこの世界から魔力を奪取し続けてものがいるというのが御主人様の推測です。それはこの世界の厄災といえます」
カロリーナの口調が呪術師シーラに戻っていた。
「覇王の花嫁になると、今は正体不明の魔力を奪取するものから、魔力を奪われなくなる。竜は現れた世界から魔力を奪い尽くすと、集めた魔力を使って女神を探すために別の世界へ転生する。もしかすると、女神がいた頃の天上界の楽園に帰りたがっているのかもしれないけどね」
俺なりにカロリーナの世界の厄災について補足してみた。
「ご主人様、このままだと、この世界の人間はいずれ滅亡するってことですか?」
「うん、今は未来とか過去から、記憶を失った状態で女神の命を継いでいる人が転生して集まってきている感じだけど、それもいつまで持つかは予測できない。魔力がもともと少ない人のほうが多い。ある日突然、転生してくる人の魔力や命が、厄災の竜に吸収され尽くされてしまったら、滅亡もありえる」
リゼットの質問に俺が思っていることを答えた。
「この世界から消滅した命は、厄災の竜の魔力に変換されて吸収されています。千年前に出現した偽物の覇王は、人間の魔力と命の回収を早めようとしたと考えられます」
カロリーナがこの世界で起きている消滅の秘密について、弟子のリゼットに伝えた。

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