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異世界でハーレム生活希望します
官能リレー小説 - ハーレム

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異世界でハーレム生活希望します 61

「リゼットのフェラチオ、気持ち良かったよ」
俺はリゼットの頬を撫でて言った。
「……ご主人様のもすごくよかった」
そうつぶやいたリゼットは、そのまますやすやと眠ってしまった。俺も一発抜いてもらって、心地よい気だるさに身をゆだねながらリゼットの隣で夢をみないでぐっすりと眠った。リゼットの愛液の匂いは、さっばりとした柑橘系の匂い。よく眠れるいい匂いがする。
クリスの匂いはバニラビーンズみたいな甘い匂いで、アイスクリームやプリンが食べたくなる匂いだ。
カロリーナはセクシーな薔薇の匂い……ではなく、石鹸にほのかに花の匂いがまざったような、いい匂いがする。
エリスラート王国の王都シェルラで女僧侶のリゼットは街の住人たちの治療にあたっているので、俺も雑用係として同行している。水色のロングヘアーに水色の瞳で、メイド服を着て。
リゼットの治療の対価を患者たちからはもらっておらず、カロリーナの弟子ということで、王国からはカロリーナにリゼットの給料分が支給されている。
とはいえ、果物や野菜などを治療してもらった人たちが感謝してリゼットに渡してくる。肩かけのショルダーバッグにもらったものを、俺は入れていく。
カロリーナ特製の魔法のバックで、いくら入れても軽くて便利、荷馬車の荷台いっぱいに積まれた荷物ぐらい重さの変化を感じることなく運ぶことができる。
リゼットが治療に必要な薬草なども入っていて「スープに入れておいしく食べてくださいね」と、別の患者からもらったじゃがいもっぽいものも、薬草スープの材料にと、リゼットは分けてしまう。
すごい魔法の収納力があるバックの使い方はこれでいいのかな、と俺はいつも思う。
魔力を消費して治癒の魔法をリゼットがかけていくが、他にも相談事などをしてきて、愚痴を聞いてもらったことで元気になって帰っていく人などもいる。
モンスターを討伐する冒険者もいないこの世界で、女僧侶リゼットはカウンセリングもこなすお医者さんなわけだ。
エリスラート王国の王都シェルラに住んでいる人たちは裕福なほうで、王国に点在する村で暮らしている村人たちは王都シェルラに来たことがないという人も多く、魔法の設備などなく、井戸から水を汲み上げている水準らしい。
村人たちは、畑を耕し、肉は獣を捕らえ、自給自足で暮らしているそうだ。
街の市場で仕入れを行い、各地の村で物々交換をして歩く行商人がいる。王都シェルラに戻って商人たちに各地の村で仕入れた品物を買い取ってもらう。
リゼットの愛用している薬草も、王都では採取できないので、行商人から買い取っている。
冒険者ギルドがあって、冒険者たちがレベルの低いうちは薬草採取をして稼ぐ、ということもないようだ。
村から街に手紙をあずかってくるのは、行商人の仕事のついでらしい。
「行商人の品物を奪いにくる山賊から、荷物を守る護衛の仕事はない?」
「人を雇ったりする余裕はないね。それに行商人になりたきゃ、そんな華奢な体じゃ無理よ」
俺とリゼットに腕の力こぶを作って、にやりと行商人のライザは笑った。赤い髪で、日焼けした精悍な顔つきをしている。
「リゼットさん、いつも薬草をまとめて買い取ってくれて助かるよ」
「ライザさん、ケガには注意してくださいね」
「おう。もしケガしたらすぐリゼットさんに治療してもらいに街に来るから、よろしく」
山賊がいちおういることはわかったが、たしかに俺では山賊退治はできない気がする。ライザは格闘が得意らしい。

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