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ボインハーレム街
官能リレー小説 - ハーレム

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ボインハーレム街 2

「ここ、公園になったんだ。」
「え?どういうこと?」
「私が小さいころ、ここに家があって住んでたんだ。でも、よその街に家族で引っ越したの。」
なんでだろう。彼女に強く手を握られてるだけで安心する。
空が暗くなってきてすごい雨が降ってきた。
「雨、降ってきたね」
彼女はそう言うと、僕の手を引いて、公園の大きな木の下に駆け込んだ。雨宿りをするように、木の下に立つ僕たち。しとしとと降る雨が、木々の葉を濡らしていく。
「ねえ、私のこともっと知りたいと思ってる?」
唐突な問いかけに、僕は戸惑いながらもゆっくりと首を縦に振った。
「じゃあ、ゲームをしよう」
彼女は不思議な笑みを浮かべると、ポケットからトランプみたいなデザインのカードを取り出した。トランプとタロットカードが合体したような奇妙なカードだ。
「このカードは特別なの。私と深く関わった人の未来を予知することができるのよ」
「未来予知…?」
半信半疑ながら、僕は彼女からカードを受け取った。そして、一枚のカードを引いた。それは――「死神」のカードだった。
「…どういう意味?」
不安げに問いかける僕に、彼女は静かに答えた。


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