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子宮を満たすはケダモノの白濁
官能リレー小説 - ハーレム

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子宮を満たすはケダモノの白濁 1

さびれた温泉旅館にワタナベカズキが到着したのは、すでに日暮れをすぎた宵闇の時刻であった。
格安の旅館だと、農作業をしていた老婆から聞いていたが、見た感じからすれば立派な老舗旅館に見えて、心配していると、
和服姿の年齢は三十前後の美女が応対してくれた。この旅館の女将だと言う。
ワタナベカズキは四十歳、退職金で旅に出た無職独身の中年男である。リストラにあって、つきあっていた若いOLからもふられて、すぐに転職する気になれず傷心旅行の真っ最中だ。
女将のうなじの色っぽさに思わず目を奪われていると、女将が「どうかなさいましたか?」と言われ、顔を赤らめながら、しどろもどろになりつつ「いえ、べつに」とカズキが答えた。
部屋は広めで、一人で泊まるには落ち着かない。
温泉があり、利用はいつでもかまわないが清掃中のときは遠慮願いますと説明された。
食事はメニュー表があり、朝八時から夜九時までなら注文したものを部屋までとどけてくれるらしい。
説明の間、カズキは女将の整った顔やしなやかな指先に目を奪われ、着物の下の体つきを妄想していたので、おおまかなことしか理解できなかった。
後ろ姿のとりわけ腰つきのあたりが、カズキの心をわしづかみにしていた。
女将が部屋から立ち去るとすることがない。
夜九時を過ぎたら、女将がふとんを敷きに来るというところは聞き逃さなかった。
カズキはふとんを敷いている女将に抱きついて、着物を乱れさせて押し倒すのを妄想して苦笑した。
カズキは部屋に寝そべっていて、静けさに落ち着かない。
他の客とまったくすれちがったりも、他の従業員の姿も見かけなかったことに、普通の客なら違和感を感じるところだ。
しかし、そこはさえない中年男のカズキなので、ただ田舎の山奥の旅館は静かだと思いながら、携帯ゲームで暇つぶしを始めたのだった。
携帯ゲーム、エロゲー。課金していて、やめるにやめられなくなった。テトリスやぷよぷよなどのパズルゲームでクリアすると、エロイベントが発生する。
カズキが画面のキーを連打すると、対戦した敵キャラの女の子の興奮度を示すゲージがたまっていき、MAXで敵キャラの女の子が絶頂する。
パズルゲームと簡易エロゲーを組み合わせたソーシャルゲームで、Hした敵キャラは仲間として使えるようになる。
黙々とプレイするうちに、腹が鳴ったのでメニューをみると、カップラーメンからちゃんとした懐石風料理までメニューにはある。「あー、すいません、チャーハンひとつ。お酒入らないです。はい、お願いします」と部屋のすみにある電話機で連絡すると、五分後、女将がチャーハンを運んできた。
「他の人はいないんですか」
ここは予約制で、春や秋の行楽シーズンには客入りが多く、その間は他の従業員がいるが、今の時期は女将が一人でやっているという。

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