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No.851
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店員が値段を伝える。翔真が長財布を開く。その横で早苗も、手にしているパステルピンクのバッグから財布を取り出した。 「いいよ。出すから」 「で、でもママが、お金のかかる女だと思われないように自分の分はちゃんと出しなさいって……」 「ハハー、素晴らしい教育方針だ。って──」 翔真の苦笑の表情が引き攣ったものに変わった。早苗が手にしたシンプルな黒い長財布は、2つの「C」が曲線部を交わらせ「X」のような形を模したマークの装飾が付いていた。 (あれ……シャネル、ですよね……) ブランドに疎い彼でも知っている、高級ブランドの代物。それを女子高生が今、手にしている。中は比較的スッキリしていて、それ故に、札が十数枚入っているのがパッと見でも分かった。 「どうなさいます?」 「あ、ああ……一緒で……」 苛立ちが窺える店員に翔真は千円札を渡した。 「え? わ、私の分っていくらだっけ……」 「あのね、こういう時は奢られたらいいと思うよ。たった数百円のなのに彼女の分を返してもらうとか、大半の男はプライドに大ダメージを受けるから」
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