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No.849
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曇天の下、雲の切れ間から溢れた一筋の光が一輪の花を照らし出していた。というのはものの例えだが、雑踏の中に佇む彼女の姿はまさにそれで、翔真は不覚にも息を飲んでいた。 白を貴重にしたノースリーブのワンピースに散る花柄は青系統のパステルカラー。羽織っているカーディガンは透け感のある白。腰を絞っている黒く細いベルトがシックで、甘過ぎないコーディネートに仕上がっている。足には青いブーツサンダルを合わせ、大人びた雰囲気にまとまっていた。常盤女学院高等部の制服とテニスウェアを着ている姿しか知らないので、本当に彼女なのか目を疑ったほどだ。 「あっ……」 彼女の方が翔真に気付き、顔を赤らめながら近付いていく。照れ臭いのか、やや俯き加減だった。が、声を掛けようとした瞬間に言葉を詰まらせ、喉の奥で甘く呻く。脚が微かに震えていた。 「おはよ」 「お、おはようございます……」 翔真に返したその声は湿っていた。上目遣いに向けられた瞳も濡れ始めている。
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