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No.637
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恵理の手だった。呼び掛けに応じない美優の気を引こうと、目の前で手を振っていた。 「っ……え、ああ、何?」 「だからぁ、仕事終わったの?」 「うん、まあ……」 美優の視線はあの青年に注がれている。顔から力が抜けており、見惚れているのは一目瞭然だった。その表情を見て、恵理は妖しい微笑を浮かべている。 一方倉田は一大事を機敏に察知し、恵理のおともを出迎えるように進み出て、青年らの道を塞いだ。 「倉田さん。お久し振りです」 と言う里美らとの挨拶もそこそこに、要注意人物と思われる青年の方に投げ掛けた。 「で、あなたは?」 「俺は五十嵐翔真っていいます。恵理たちとはちょっとした知り合いで……」 「ちょっと?」 知代が口を尖らせ、袖を摘まみ、クネクネと腰を捩る。 「ふ、ふかーい知り合いで……」 「そう……」 少なくとも知代とはふかーい仲なのだろう。ただ気になるのは、足を止めた時から彼にすり寄っている里美の様子だ。知代か里美か、どちらかだけなら分からなくもないのだが、2人とも甘えるように身を寄せているのは違和感しか感じられない。 「で、あなたは?」
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