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No.403
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翔真が戻ってきても客間の様子はあまり変わっていなかった。強いて言うなら、父親と和彦の戦況は相変わらずだが、嫁と姑になるかもしれない彩月と母親の方は話題を転々としながら距離を縮めつつあった。この不思議な光景に翔真は頭を抱えた。 「こうなったら、男同士とことんやったらいいさ」 翔真は呆れ混じりに提案し、和彦と父親を交互に見遣る。 「挑むところだっ」 「無論」 2人とも異論はないらしい。 翔真の口の一端が微かに歪んだ。 「じゃあ俺たちはもういいかな。男の、しかも親子の対決に気が散るようなことがあったら悪し。な、母さん?」 「そうね。もうどうにもできないし……」 す、と母親が腰を上げる。 「さあ、彩月さんも……」 「は、はあ……」 腑に落ちない様子の彩月だが、郷に入れば郷に従えということで、正座を解く。本当は不可逆的な力がノーの選択肢を奪っており、その状態に対して彼女自身が理由をこじつけているのだが、彼女はそのことに自覚がない。 ────翔真は血の繋がった家族をもスレイブに貶め、その代償に彩月を手に入れたのだ。
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