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No.395
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公共の交通網を利用して最寄り駅まで赴き、そこから車で30分ほど走れば五十嵐翔真の実家に着く。道路を挟むように家が建ち並んでいるのだが、家々の裏手には田畑が広がっている。歩いて行ける距離に日本海が広がっており、釣りが趣味の翔真の父親はその海を目的にこの場所に彼の城を構えたのだった。 翔真はタクシーから降り、懐かしい潮風を肌に感じた。ねっちょりと絡み付いて来るような独特の風なのだが、彼に限らず、海からの風を不快に思う人は少ないだろう。 「お釣りはいいよ」 パンパンに詰まっている財布から犇めいている諭吉を2枚差し出し、一度言ってみたかった成金のテンプレ台詞を口にしてみれば、運転手はヘコヘコしてごますり言葉を返す。 (一人って、久し振りな気がするな) などと思いつつ、彼は走り去るタクシーを感慨深げに見送っていた。『スレイブ・メイキング』を始めてから四六時中美女や美少女に囲まれ萎え知らずの息子は乾く暇もないのだが、実家までの道のりは単身であったため、股間の獅子も大人しく眠っている。ここまでの二時間足らずの獣欲の安息でさえ、とても懐かしく思えた。
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