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No.1355
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父親を宥める体勢になっていた和彦も脱力し、背もたれに身を預けた。 そのポス、という空気が抜けたような音とリビングのドアが開いたのはほぼ同じタイミングだった。 「ねえ翔真くん、これ高かったんじゃない? 手触りが全然違うから」 ソフトな光沢を放つ素材は上品な手触り。名の知れたブランドの代物なのでそれなりの値段はすると予想はできるものの、その黒い長財布は、その中でもワンランク上を行くと思わせるには十分な代物だった。 「ゲームの景品だったから詳しいことは聞いてないんだ。それより、どう?」 「気持ちいい。ありがと」 彩月は胸元に持ってきた財布をフニフニと摘まみながら緩めた頬を赤くして言う。ワンピースの裾から伸びた白く長い脚を微かに内側に寄せながら。 「それはもらいものなんだけどね」 「もらいものっていうか同窓会の時のゲームの景品だろ? まあなんせよ、クリスマスプレゼントの候補が一つ減ったわけだ。恨むぞ翔真」 「あちゃー、そこまで気が回らなかったわ……って、もうクリスマスの懸念かよ」
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