ふたなり淫神 リア 3
いやらしい笑みで、思わずガッツポーズを取るリア。
すぐに体を捻りながら、変化した体を確認する。
「わぉ。やっぱ思った通り。オンナは、こうでないとね♪」
魅力的な美女の声で、リアが歓喜する。
彼女の体は、リアの望み通りの理想的な体型になっていた。
すらりとした長身に、腰まで届くロングヘア。腰回りはキュッキュッと括れ、お尻が大きくなったせいで
スーツ越しでも妖しい色気を感じる。
肌もリアが憑依してせいなのか、木目細かく滑らかだ。
膨らんだ大きな胸は、胸元が剥き出しになり、深い谷間を見る事が出来る。
どう見てもバストサイズは、Gカップかそれ以上はありそうだ。
「ふう。久しぶりだからかな。生身の人間の体って疲れるわねぇ」
少しふらつきながら、リアは近くにある公園へ向かう。
園内は、平日の昼間近くなのか誰もいない。
ベンチに腰かけ長い脚を組む。
「だぁ〜〜〜もう疲れたぁ」
どっと疲れが出たのか、リアは、そのままベンチに寄りかかる。
誰もいないとはいえ、美しいリアの姿は、たいていの男なら襲ってくれといわれるくらい妖艶なのだが
本人は気がつかない。
しばらくすると…
「さてと。長い年月がたったからなーこの国の女ってどんな連中なんだろ?」
とりあえずやる事は、この日本という国がどうなっているかだが…
その答えはすぐに解決した。
リアは乗っ取った美女ー佐伯 沙耶 (さえき さやか)の記憶をダイブしてみる事にしたのだ。
五分ほど記憶にダイブし現代の知識をある程度(沙耶の持っている記憶)把握した。
「ふむふむ、現状の把握はおっけー、次はこの子の素性を調べてーっと」リアはまた沙耶の記憶にダイブし、沙耶がどういった人物か調べる。
『えーと、名前は佐伯沙耶、24才、とある中小企業の事務で働いてるのね、会社の人数は15人、若い女の子はこの子だけ!?せっかく可愛い子見つけようと思ってたのにー!』
腰掛けていたベンチから立ち上がり右手を上に掲げてボソボソと何かを唱え始めた。
「こうなったら・・・むむむむ・・・えい!」
すると右手が一瞬だけひかる。
「これでよし、ちゃんと変わってるかもう一回記憶にダーイブ」
「うんうん、ちゃんと変わってるね 」
ダイブすると先ほどの記憶と違う記憶がみえる。沙耶は勤めていた会社の社長になっていて、従業員も15から30までの綺麗な女性ばかりだ、しかも本来付いているはずのない男性器を生やしたふたなりばかり。スタイルは普通だがどの道あとでいくらでも変えれるので今は変えないでおく。
「あとは会社内でいつでもエッチなことができるようにしないと」
そういいながらもろもろを変えた会社に向かう。
「うふふ。さ〜て、かわいい玩具達はどうなっているかな?着いたらぁ、あんな事やこんな事をしてぇ…うふふ」
歩きながら、リアは邪な事を考えていた。
思案するたびに、自然と顔が綻ぶのだが、彼女は気がつかない。
いつのまにか、通行人の視線(特に男)を一身に浴びていたからだ。
凛とした美しい顔に、スーツ越しとはいえ、歩くたびに揺れるふたつの膨らみ。
ぷりっとした形のいいお尻にミニスカートから伸びる長い脚。
男どもはこの絶世の美女をナンパしようとするが、リアは無視して歩いていく。
リアが目指した会社は、公園を出てしばらく歩いた所のこじんまりとしたお洒落なビルにあった。
アパレルデザインの専門店『シャレード』
主に女性の下着のデザインには定評のある会社で、大手メーカーからの依頼も多い。
中に入れば白基調の壁紙に囲まれた清潔感のある部屋。