ふたなり淫神 リア 2
「……嘘ぉ!!?」
リアが驚くのも無理はなかった。勿論原因は外にあった。
時代が進むにつれて、人は神よりも科学を信用するようになった。その結果信仰は薄れ、封印の力も弱まったのだ。
だが、そんなことを知るよしもないリアは自分の力でこじ開けたのだと解釈した後その穴から外界へと出て天界の様子を見るために向かった。
だがそこでリアに待ち受けていたのは嬉しい誤算だった。
「あれ?なんで誰もいないの?」
天界に着いたリアだったがそこには神どころかいつもはその辺を飛んでいる天使すらもいなかった。
「変ねぇ…皆どこに行ったのかしら?」
しばらく辺りを探しながら神殿に向かうリア。すると神殿の真ん中に丸い水晶が浮いていた。
「あら…記録水晶じゃない。何か伝言かしら。」
なぜこんなところにあるのかと不思議に思いながら、リアは水晶に触れた。それは最高神の言葉だった。
『この記録を見ている者へ。私は人間に絶望した。人間は我々ではなく自身の力を信用した。それどころか我々すらも否定しだした。その為我々はこの世界を捨てることにした。願わくは新たな世界は同じ過ちを繰り返さぬように…。』
その記録を見てリアは唖然とした。自分の知ってる限り人間は神に作られ感謝していた。その人間が神に対して反抗したのだ。まさに信じられないことだった。
だがその直後、リアの脳内では……
神がいない
↓
誰もリアが出てきたことを知らない。
↓
つまり封印もされない
↓
更に女も捕まえ放題犯し放題
↓
つまり何してもOK
「ふ……ふふふ……ふははははは!!きた!!私の時代が遂にきた!!」
『なお、この古い世界はこの記録の日の一千五百年後に天界もろとも消滅する……以上』
「………はい?」
突然の世界滅亡宣言。慌てたリアは記録された日と今の世界の年を比べた。すると……
「よかった…後五百年もあるわ。」
とりあえず時間はある。しかし問題は別にあった。女を何処に持っていくかである。何しろ天界も消滅する訳だから実質人間に逃げ場はなかった。
しかしその問題も直ぐに解決した。
「あの異次元……使えるわ。」
そう、リアを閉じ込めたあの異次元だった。あそこなら例え世界が消滅しても次元が違うから全く影響を受けないのだ。
そしてリアはある野望を思い付いた。
「いい事考えた♪あの異次元にいっぱい私好みの女達を捕まえてたっぷりレイプしちゃお!どうせ捨てる世界だし貰っても誰も文句言わないし…。」
再びあの生活…否性活ができる。そう考えると身体が熱くなりだした。
「ふふ……早くぐちゃぐちゃに犯したいわ。」
いやらしい笑みをつくると、リアは羽を広げ天界を後にした。
目指すは神に見放された人間界。
「さて…まずは久々の女の味を堪能するわよ〜!」
―――――――――――
「へぇ…人間界もこの数千年で結構様変わりしたわね。」
地上に下りたリアは一番大きい建物の頂上から景色を見ていた。昔とは違い、あちこちに高いビルが建ち、その間を彼女にとって見たことのない鉄の塊が馬も無しに走っていた。
「どこもかしこも似たような風景になって…。特にこの日本ていう国、色んな国が住んでいるわね。」
「お!あの子いいかも」リアの目線の先にはすらっとしたモデル体型の美女がいる。
「うーん、でも顔は好みなんだけどスタイルがなー・・・もっとボン・キュ・ボンじゃないと」
そう言うと彼女の背後に回りすぅっと彼女の中に消えていく。
「うっ・・・」
リアが彼女の中に完全に入ると苦しそうによろめく、すると今までまな板のような胸がムクムクと風船のように膨らんでいき、スーツのYシャツのボタンが3つ程はじけ深い谷間が出来た、それに伴いお尻の方も膨れパンティの形がくっきりわかるほどになった。
「乗っ取りせいこー」